焼酎

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選び方・調理法

選び方

用途に応じて「甲類」と「乙類(本格焼酎)」を使い分ける。

甲類: 無味無臭に近く、すっきりとした味わい。酎ハイやサワーのベース、果実酒(梅酒など)の漬け込みに適する。

乙類(本格焼酎): 原料の風味が強く残る。芋は特有の甘い香りとコク、麦は香ばしさ、米は端正な旨味、黒糖は芳醇な甘みといった個性を、料理の相性や好みに合わせて選ぶ。

下処理

特になし。飲用として供する場合、あらかじめ水で割って一晩以上寝かせる「前割り」を行うと、アルコールと水が馴染んで口当たりが非常にまろやかになる。

保存方法

アルコール度数が高く安定しているため常温保存が可能だが、直射日光(紫外線)や高温は避ける。特に本格焼酎は光によって「油臭」と呼ばれる劣化臭が生じやすいため、新聞紙で包むか、箱に入れて暗所に保管するのが望ましい。

時期・特徴

国内分布

全国(特に鹿児島・宮崎・熊本・長崎などの九州地方、沖縄県)。

「壱岐(長崎)」「球磨(熊本)」「薩摩(鹿児島)」「琉球(沖縄)」は地理的表示(GI)として保護されている。

時期

通年

栄養

成分は主にエタノールと水。蒸留の過程で糖質、タンパク質、プリン体などはほぼ除去される。カロリーはアルコール度数に依存し、100gあたり25度で約140kcal、35度で約200kcal。

特徴

発酵させた原料を蒸留して造る酒。

焼酎甲類: 「連続式蒸留機」で蒸留。高純度のエタノールが得られ、クセがない。アルコール度数36度未満。

本格焼酎(乙類): 「単式蒸留機」で蒸留。原料由来の成分が混入するため風味豊か。アルコール度数45度以下。

調理効果: 料理に使用すると、肉や魚の臭み消し、浸透圧による味の染み込み促進、素材の旨味を引き出す効果がある。

品種・由来

  • 品種名:芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎、そば焼酎、泡盛(沖縄)
  • 分類:蒸留酒
  • 学名:—

由来

中国で蒸留酒を指す「焼酒(シャオチュウ)」が語源とされる。「焼」は蒸留、「酒」が「酎(濃い酒)」の字に転じた理由は諸説あるが、その強烈なアルコール度数を表したものといわれる。

伝来

15世紀頃、タイ(シャム)から琉球(沖縄)へ蒸留技術が伝わったのが起源とされる。その後、16世紀には九州に伝わり、日本独自の「焼酎」として発展した。

歴史背景

日本での最古の記録は、鹿児島県大口市の郡山八幡神社にある1559年(永禄2年)の木札。「座主がケチで焼酎を飲ませてくれなかった」という落書きが残されており、当時すでに庶民の間で親しまれていたことが伺える。

備考

「本格焼酎」と表記できるのは、穀類や芋類などの指定原料を用い、水以外の添加物(糖類等)を使用せずに単式蒸留したものに限られる。泡盛はタイ米を原料とし、黒麹菌のみを用いて全麹仕込みにする点が特徴。

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