選び方・調理法
選び方
果皮に張りとツヤがあり、鱗片(果皮の突起部分)がしおれていないものを選ぶ。手に持ったときにずっしりと重みがあるものは果汁が豊富。果皮の赤色が濃く、全体的にふっくらと丸みを帯びているものが良品。
下処理
縦半分、または4等分に切り、端から皮をむく。皮は手で簡単に剥がすことができる。果肉に含まれる無数の小さな黒い種子は、そのまま食べられる。冷やして生食するほか、サラダやスムージー、シリアル等のトッピングに適している。
保存方法
追熟(収穫後に甘くなること)はしないため、購入後はなるべく早く食べる。乾燥を防ぐためポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する。日持ちは比較的短く、3〜5日が目安。
時期・特徴
国内分布
国内産は沖縄県が全国シェアのほとんどを占め、次いで鹿児島県、宮崎県などで栽培される。輸入物はベトナム、台湾、メキシコなどから入る。
時期
輸入物は通年流通する。国産(沖縄・九州)は、主に6月から11月頃にかけて数回収穫のピークを迎える。
栄養
カリウム、マグネシウム、葉酸、パントテン酸を豊富に含む。果肉が赤い「レッドピタヤ」には、強い抗酸化作用を持つベタシアニン(赤色色素のポリフェノール)が含まれる。食物繊維も豊富で、美容や健康維持に寄与する。
特徴
サボテン科の多肉植物の実。果皮にある鱗状の突起が龍の鱗に見えることから「ドラゴンフルーツ」と呼ばれる。果肉は瑞々しく、キウイフルーツに似たシャリシャリとした種子の食感が特徴。酸味は弱く、さっぱりとした上品な甘みを持つ。
品種・由来
- 品種名:ホワイトピタヤ(白肉種)、レッドピタヤ(赤肉種)、ピンクピタヤ(桃肉種)、イエローピタヤ(黄皮白肉種)
- 分類:サボテン科ヒロケレウス属(サンカクサボテン属)
- 学名:Hylocereus undatus(白肉種)/ Hylocereus costaricensis(赤肉種)
由来
「ピタヤ」は中米の先住民の言葉で「鱗のある果実」を意味するスペイン語に由来する。「ドラゴンフルーツ」の名は、アジア(特にベトナム)から輸出される際にその外観を龍に見立てて商標的に名付けられた。
伝来
日本へは1990年代頃から沖縄県などで本格的な栽培が始まった。当初は観賞用や珍しい熱帯果実としての扱いだったが、健康志向の高まりとともに広く普及した。
歴史背景
原産地はメキシコ、中南米などの熱帯雨林地帯。アステカ文明の時代から貴重な水分・栄養源として食用にされていた。その後、フランス人によってベトナムなどの東南アジアへ持ち込まれ、現在では世界中の熱帯・亜熱帯地域で栽培されている。
備考
イエローピタヤは、他の種に比べて糖度が非常に高く、突起の代わりに鋭いトゲ(流通時は除去される)がある。また、レッドピタヤのベタシアニンは非常に染まりやすいため、調理の際は衣服やまな板への色移りに注意が必要。

