ペカン/ピーカンナッツ

Contents

選び方・調理法

選び方

殻付きのものは、表面にひび割れやカビがなく、ずっしりと重みがあるものを選ぶ。剥き身(仁)の場合は、色が均一でふっくらとしており、酸化した油臭がないものが良品。

下処理

そのままでも食用可能だが、150℃程度のオーブンで数分ローストすると、特有の香ばしさとコクがより一層引き立つ。和食では、胡麻やクルミの代わりに白和えの衣や揚げ物の衣に利用されることもある。

保存方法

「バターの木」と呼ばれるほど脂質含有量が高く、極めて酸化しやすいため、密閉容器に入れて必ず冷暗所で保存する。開封後や夏季は冷蔵、長期保存の場合は冷凍保存が望ましい。

時期・特徴

国内分布

クルミ科の落葉高木。日本国内では一部で試験的な栽培や庭木としての利用が見られるが、商業的生産はほぼ行われていない。流通しているもののほとんどがアメリカやメキシコからの輸入品である。

時期

輸入品が年間を通じて流通している。現地での収穫期は概ね10月〜12月頃。

栄養

ナッツ類の中でも特に脂質が多く、成分の約70%以上を占める。脂質の多くは一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、他にビタミンE(γ-トコフェロール)、B群、マンガン、銅、亜鉛などのミネラルや食物繊維を豊富に含む。

特徴

クルミと近縁だが、殻が薄く手でも割りやすいのが特徴。仁(中の実)の形状はクルミに似るが、表面の溝が少なく、クルミ特有の渋みや苦味がほとんどない。濃厚でバターのようなコクと、サクサクとした軽い食感を持つ。

品種・由来

  • 品種名:カーチス、サクセス、シュレー、スチュアート、マネーメーカー
  • 分類:クルミ科ペカン属
  • 学名:Carya illinoinensis (Wangenh.) K.Koch

由来

英語名「Pecan」は、北米先住民の言葉で「石で割らなければならないほど硬い実」を意味する語に由来するとされる。

伝来

日本には大正時代にアメリカから導入された。当時は食用よりも、家具材や航空機のプロペラ材として利用される「ヒッコリー」の近縁種として、あるいは観賞用として注目された経緯がある。

歴史背景

北米原産で、古くから先住民の貴重なエネルギー源として重宝されてきた。16世紀にスペイン人探検家によってヨーロッパへ紹介され、その後アメリカ南部を中心に品種改良が進んだ。現在、アメリカが世界生産量の大部分を占めている。

備考

燻煙材(スモークチップ)として有名な「ヒッコリー」は、本種を含むペカン属の樹木の総称である。加工品としてはピーカンナッツオイルのほか、ペカンパイやチョコレートがけなどの製菓利用が非常に多い。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェア頂けると嬉しいです! I would appreciate if you could share!
Contents