パッションフルーツ

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選び方・調理法

選び方

果皮に張りがあり、手に持ったときに重量感があるものを選ぶ。酸味を好む場合は表面がつるりと滑らかな状態のものを、甘みを重視する場合は常温で追熟させ、果皮にシワが出て香りが強くなったものを選ぶ。

下処理

半分に割り、中の種を包んでいるゼリー状の仮種皮(かしゅひ)をスプーンですくって食べる。種はパリパリとした食感があり、そのまま食べることができる。酸味が強い場合は、蜂蜜やヨーグルト、バニラアイスクリームと合わせると風味が引き立つ。

保存方法

完熟前(果皮に張りがある状態)のものは、常温で追熟させる。果皮にシワが寄り、芳醇な香りがしてきたら完熟のサイン。完熟後は乾燥を防ぐためポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに消費する。

時期・特徴

国内分布

鹿児島県(奄美大島、種子島、指宿市など)や沖縄県が主な産地。東京都の小笠原諸島や伊豆諸島、千葉県などでも栽培が行われている。

時期

国内産は主に2回旬があり、6月〜8月頃(夏実)と12月〜1月頃(冬実)に流通する。

栄養

β-カロテン(ビタミンA)、カリウム、ナイアシン、葉酸、ビタミンCを豊富に含む。特にβ-カロテンの含有量は果物の中でもトップクラスであり、高い抗酸化作用が期待できる。

特徴

熱帯原産のつる性植物。切った瞬間に広がる鮮烈な芳香が最大の特徴。濃厚な甘味と鮮やかな酸味のバランスが良く、ジュースやソース、製菓材料としても非常に人気が高い。果実1個の中に約100〜200粒の小さな種子が含まれている。

品種・由来

  • 品種名:紫色種、黄色種、交雑種(キングルビー、サマークイーン、ルビースターなど)
  • 分類:トケイソウ科トケイソウ属
  • 学名:Passiflora edulis(紫色種)/ Passiflora edulis f. flavicarpa(黄色種)

由来

英語の「Passion」は「情熱」ではなく「受難」を意味する。16世紀、南米に渡った宣教師たちが、この花をキリストの受難(十字架刑)に見立てたことに由来する。和名の「クダモノトケイソウ(果物時計草)」は、花の形が時計の文字盤に似ているため。

伝来

日本へは明治時代の中頃に導入された。当初は観賞用が主であったが、戦後、沖縄や小笠原諸島で果樹としての栽培が本格化した。

歴史背景

ブラジルなどの中南米原産。17世紀に南米からヨーロッパへ伝わり、その後熱帯・亜熱帯各地に広まった。現在、世界的には加工用として黄色種が、生食用として紫色種やその交雑種が多く栽培されている。

備考

タンパク質分解酵素を含まないため、生のままゼラチンで固めることができる。また、果汁は非常に香りが強いため、少量加えるだけで料理やデザートの風味を劇的に高める「天然の香料」としての役割も果たす。

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