パパイア/パパイヤ

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選び方・調理法

選び方

果皮に張りがあり、色が均一に黄色からオレンジ色に染まっているものを選ぶ。表面に少し弾力を感じる程度が食べ頃。青パパイア(野菜用)の場合は、緑色が濃く、硬く締まっていて重量感があるものが良品。

下処理

完熟果は縦半分に切り、中央の黒い種をスプーンで取り除く。皮をむいて一口大に切るか、半分に切ったままスプーンですくって食べる。青パパイアは皮をむき、種(未熟な白い種)を除いてから千切りにし、水にさらしてアクを抜いてから調理する。

保存方法

未熟なものは常温(20℃前後)で追熟させる。冷蔵庫に入れると低温障害を起こし追熟が止まるため注意が必要。全体が黄色く熟した後は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、2〜3日以内に食べきる。

時期・特徴

国内分布

輸入産地はフィリピンが中心で、次いでアメリカ(ハワイ)など。国内では沖縄県、鹿児島県、宮崎県などの温暖な地域で栽培されている。近年は本州でもハウス栽培や、露地での野菜用栽培が行われている。

時期

輸入物は通年流通する。国産(沖縄・九州等)の露地栽培品は5月〜9月頃に多く出回る。

栄養

ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富。完熟果はβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどの抗酸化成分を含む。未熟果には強力なタンパク質分解酵素「パパイン」が含まれ、消化を助ける。

特徴

熱帯果実特有の芳醇な香りと、ねっとりとした食感が特徴。糖度は高いが酸味が少ないため、レモンやライムを絞ると味が引き締まる。未熟な「青パパイア」は、沖縄県では「パパヤー」と呼ばれ、古くから健康を支える野菜として「万寿果(まんじゅい)」の名で親しまれている。

品種・由来

  • 品種名:ソロ、サンライズ、カポホ、石垣珊瑚、台農2号(台農シリーズ)
  • 分類:パパイヤ科パパイヤ属
  • 学名:Carica papaya

由来

カリブ海周辺の先住民が呼んでいた「アババイ(ababi)」がスペイン語の「パパヤ(papaya)」に転じたとされる。和名の「木瓜(もくか)」は、木の幹に瓜のような実がなる姿に由来する。

伝来

日本へは明治時代の初期に導入された。当時は「蕃瓜樹(ばんかじゅ)」や「万寿果」と訳され、観賞用や珍味として紹介されたが、本格的な普及は戦後の輸入自由化以降である。

歴史背景

中米南部からメキシコ南部が原産とされる。16世紀にコロンブスが「天使の果実」と称賛したという説もあり、スペインやポルトガルの探検隊によって世界各地の熱帯域へ急速に広まった。

備考

パパイン酵素は肉を柔らかくする性質があるため、青パパイアを肉と一緒に煮込んだり、果汁に肉を漬け込んだりする調理法が有効。ただし、この酵素は熟すと減少するため、強力な効果を求める場合は未熟果(青パパイア)を使用する。また、皮膚の弱い人は未熟果の乳液(白い液)に触れるとかぶれることがあるため注意を要する。

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