フクロタケ(袋茸)

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選び方・調理法

選び方

新鮮なものは外皮(袋)に包まれた卵形の幼菌状態で、色つやがあり、弾力があって形が整っているものが良品。傘が開いていないもののほうが香りと食感が良く、崩れにくい。

下処理

石づき部分の泥やごみを軽く洗い流すか、削り落とす。半分に切ると火の通りが均一になり、独特の断面の形状も楽しめる。加工品(水煮・冷凍・乾燥)は、特有の匂いを除くためにさっと下ゆでするか、乾燥品はぬるま湯で戻して使用する。

保存方法

生のものは極めて鮮度保持が難しく、常温では呼吸熱により1〜2日で自己消化が進み液状化する。冷蔵でも数日が限界。日本では水煮缶詰や冷凍品、乾燥品が流通の主流である。開封後の水煮は、きれいな水に浸して冷蔵し、毎日水を変えながら早めに使い切る。

時期・特徴

国内分布

熱帯性のキノコであるため、日本国内での商業的栽培は極めて稀であり、主に中国、ベトナム、タイなど東南アジアからの輸入加工品が流通している。

時期

熱帯・亜熱帯地域で栽培されるため、缶詰や冷凍品として年間を通じて安定して供給されている。

栄養

食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に寄与する。ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、銅などをバランス良く含み、特にキノコ類の中でもアミノ酸組成が優秀である。低カロリーでヘルシーな食材とされる。

特徴

ウラベニガサ科フクロタケ属の食用キノコ。マッシュルーム、シイタケと並び「世界三大栽培キノコ」の一つに数えられる。幼菌時は「ユニバーサルベール」と呼ばれる厚い袋に包まれており、成長するとこれを破って傘が現れる。独特の滑らかな舌触りと、噛んだ時に袋の中から溢れる旨味を含んだ汁気が最大の特徴。

品種・由来

  • 品種名:フクロタケ(袋茸)
  • 分類:ハラタケ目ウラベニガサ科フクロタケ属
  • 学名:Volvariella volvacea

由来

幼菌期にキノコ全体が卵形の厚い袋(つぼ)に包まれている姿から「フクロタケ(袋茸)」と命名された。

伝来

日本へは主に中華料理の普及とともに輸入缶詰として入ってきた。英名の「Paddy Straw Mushroom」が示す通り、古くから稲わらを用いて栽培されていたことから、和名でも「イネワラタケ」と呼ばれることがある。

歴史背景

中国では僧侶の精進料理として古くから利用されており、清代には広東省などで本格的な栽培が始まったとされる。高温多湿を好む性質から、東南アジア諸国の農業副産物(稲わら、綿実粕、サトウキビの搾りかす等)を利用した栽培が伝統的に行われてきた。

備考

生の状態では常温・冷蔵ともに長期輸送に耐えられないため、産地以外で生食できる機会は極めて限定的である。東南アジア料理(トムヤムクン等)や広東料理には欠かせない食材であり、ベジタリアンメニューのボリュームアップとしても重宝される。

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