マンゴスチン

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選び方・調理法

選び方

果皮に瑞々しさと適度な弾力があるものを選ぶ。ガクが鮮やかな緑色のものは新鮮な証拠。果皮が石のように硬くなっているものは、収穫から時間が経ち乾燥しているため避ける。一般的に、大きな果実の方が可食部である果肉が充実している。

下処理

果皮の中央にナイフで一周切り込みを入れるか、両手で挟んでゆっくりと圧力をかけると、厚い皮が割れて中の白い果肉が現れる。果肉の中に種子が入っている場合があるが、小さいものはそのまま食べることができ、大きいものは取り除く。果肉の房の数は、果実の底にある花痕(菊の花のような模様)の数と一致する。

保存方法

乾燥と低温に弱いため、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管する。熱帯果実の中では比較的日持ちがせず、追熟もしないため、購入後はなるべく早く(2〜3日以内)食べることが望ましい。

時期・特徴

国内分布

国内での商業栽培は環境適応の難しさから殆ど行われておらず、流通品の多くはタイなどの東南アジアからの輸入品である。

時期

輸入の最盛期は5月〜9月頃。冷凍品やシロップ漬けの缶詰は通年流通している。

栄養

主成分は糖質(ブドウ糖・果糖)。糖代謝を助けるビタミンB1や、整腸作用のある食物繊維を含む。また、果皮にはキサントンなどの強力な抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれている。

特徴

フクギ科フクギ属の常緑高木。その高貴な味わいと香りの良さから「果物の女王」と称される。厚い赤紫色の果皮に守られた果肉は雪白色で、数房に分かれている。口の中でとろけるような滑らかな食感と、上品な甘味に程よい酸味が調和した非常にジューシーなトロピカルフルーツ。

品種・由来

品種

  • 品種名:特になし(一般に流通しているものは単一の系統が多い)
  • 分類:フクギ科フクギ属
  • 学名:Garcinia mangostana

由来

マレー語の「manggis」に由来する英名「mangosteen」から。

伝来

19世紀頃から東南アジアから欧米へ紹介され、日本へは明治時代以降に輸入が試みられた。かつては生鮮品の輸入に厳しい制限(植物防疫法)があったが、現在は蒸熱処理などの条件付きでタイ産などの生鮮果実が解禁されている。

歴史背景

19世紀、イギリスのビクトリア女王が「わが領土にこれほど美味な果物があるのに、なぜ私の食卓には届かないのか」と嘆き、届けた者に爵位を授けるとまで言わしめたという逸話が「果物の女王」の由来の一説となっている。

備考

果皮に含まれる色素は非常に強力で、衣服などに付着すると落ちにくいため、扱う際には注意が必要。東南アジアでは古くから果皮を乾燥させ、下痢止めや感染症の民間薬として利用してきた歴史がある。

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