マカダミアナッツ

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選び方・調理法

選び方

乾燥状態の確認: 乾燥が十分で、湿気ていないものを選ぶ。

外観: むき身の場合は、表面に油のにじみ、変色、カビ、虫食い跡がないものが良品。粒の大きさが揃っているものを選ぶ。

香り: 酸化した油特有の臭い(酸敗臭)がしないことを確認する。

下処理

殻割り: 殻付きのものは世界一硬い殻とも言われ、一般的なペンチ等では割ることが困難なため、専用の回転式殻割り器を使用する。

ロースト: 生の実を入手した場合は、140〜150℃程度の低温のオーブンで10〜15分ほど加熱すると、香ばしさとクリーミーな甘みが引き立つ。市販の素焼き商品はそのまま使用可能。

保存方法

密封保存: 酸化しやすいため、光・熱・空気を避け、密封容器や密閉袋に入れて冷暗所で保存する。

長期保存: 開封後は酸化の進行が早いため、早めに使い切る。長期保存する場合は、吸湿と酸化を防ぐため冷凍保存が適している。

時期・特徴

国内分布

国内での商業的栽培は極めて稀であるが、愛知県や和歌山県など温暖な地域で小規模な試作例がある。主な輸入先はオーストラリア、ケニア、南アフリカ、アメリカ(ハワイ)、マラウイなど。

時期

輸入・流通: 加工品および乾燥ナッツとして通年流通している。

収穫期: 主産地のオーストラリアでは3月〜9月頃、ハワイでは7月〜3月頃に収穫される。

栄養

脂質が非常に多く(約75%)、その大部分が酸化されにくい一価不飽和脂肪酸である。特に、ナッツ類には珍しい「パルミトオレイン酸」や「オレイン酸」を豊富に含む。コレステロールは含まれず、ビタミンB1、マグネシウム、鉄分などのミネラルも含有する。

特徴

ヤマモガシ科の常緑高木。果実の中にある球形の非常に硬い殻(内果皮)に包まれた「仁(カーネル)」を食用とする。

食感・風味: 独特のサクサクとした軽い歯ざわりがあり、バターのようにクリーミーで濃厚なコクと微かな甘みが特徴。

用途: チョコレート菓子、クッキー、アイスクリームのほか、オイルは食用や化粧品用としても需要が高い。

品種・由来

品種

  • 品種名:

マカダミア・インテグリフォリア(M. integrifolia): 果皮が滑らか。現在の商業栽培の主流で、主にハワイなどで栽培される。

マカダミア・テトラフィラ(M. tetraphylla): 果皮がざらざらしている。やや低温に強く、オーストラリアなどで栽培される。

上記の交配種も多く育成されている。

  • 分類:ヤマモガシ科マカダミア属
  • 学名:Macadamia integrifolia、Macadamia tetraphylla

由来

1857年、ドイツ出身の植物学者フェルディナンド・フォン・ミュラーが、友人の科学者ジョン・マカダムの名を冠して命名したとされる。

伝来

19世紀末に商業栽培の基礎が築かれた。1892年にハワイへ導入されたことで、20世紀半ばには大規模な生産と世界的な普及が確立された。日本へは明治時代以降に紹介されたが、一般的に普及したのは戦後の輸入自由化以降である。

歴史背景

原産地のオーストラリア東部では、先住民アボリジニが古くから貴重な脂肪源として「ブンプル(Kindal Kindal)」等の名で利用していた。現在では「ナッツの王様」とも称され、世界的な高級ナッツとしての地位を確立している。

備考

アレルギー: ナッツ類アレルギーを持つ場合は、重篤な症状を引き起こす可能性があるため摂取に注意が必要。

毒性(犬): 犬が摂取すると中毒症状(後肢の脱力、嘔吐など)を引き起こす恐れがあるため、ペットが誤食しないよう管理に注意する。

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