ライチ

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選び方・調理法

選び方

果皮の赤色が鮮やかで、うろこ状の突起がはっきりしているものを選ぶ。持った際に弾力があるものが新鮮。皮が茶色く変色しているものや、乾燥して硬くなっているものは収穫から時間が経過しており、香りが飛んでいるため避ける。

下処理

枝に近い方の皮を爪で少し割り、そこから手で剥く。中央に大きな種子が一つあるため、果肉を削ぐように切るか、切れ目を入れてひねり出す。果汁が豊富で飛び散りやすいため注意が必要。

保存方法

非常に鮮度落ちが早く、「枝を離れると1日で色を変え、2日で香りを失う」と言われる。乾燥を防ぐため湿らせた新聞紙などで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するが、2〜3日以内に食べ切るのが望ましい。長期保存する場合は、皮ごと冷凍すれば約1ヶ月は風味を維持できる。

時期・特徴

国内分布

鹿児島県、宮崎県、沖縄県などの亜熱帯地域。

時期

国内産は6月中旬から7月中旬。輸入生果(主に台湾・中国産)は5月から7月頃に出回る。

栄養

葉酸の含有量が果物の中でもトップクラスであり、貧血予防や細胞の新生を助ける。ビタミンCやカリウムも豊富。ただし、未熟な果実を空腹時に大量摂取すると低血糖を引き起こす恐れがあるため、特に子供の過剰摂取には注意が必要とされる。

特徴

ムクロジ科の常緑高木。果肉は白く半透明で、弾力のある独特の食感と、高貴で強い芳香、濃厚な甘みが特徴。構造上、ライチ(レイシ)とランブータンは近縁にあたる。

品種・由来

  • 品種名:黒葉(コクヨウ)、妃子笑(ヒシショウ)、玉荷包(ギョッカホウ)、桂味(ケイミ)、糯米糍(ノーマイチ)
  • 分類:ムクロジ科レイシ属
  • 学名:Litchi chinensis Sonn.

由来

中国語の「茘枝(リーズー)」が語源。広東語の発音「ライチ」が英語圏や日本で定着した。

伝来

日本へは江戸時代の寛文年間(1660年代)に中国から鹿児島(薩摩藩)へ伝わったとされる。本格的な栽培試行は明治時代以降だが、国内産の生ライチが一般市場に広く流通し始めたのは近年のことである。

歴史背景

中国では4000年前から栽培されていたとされる。唐代の絶世の美女・楊貴妃がこの実を極めて愛好し、広東地方から長安まで数千キロの距離を騎馬で急送させたという逸話は有名である。その際、あまりの急ぎように馬が次々と倒れたとも伝えられ、当時から極めて希少かつ高価な果実であった。

備考

中国では種子を「茘枝核(れいしかく)」と呼び、鎮痛や腫れを抑える漢方薬として利用される。また、輸入の生果は植物防疫法に基づき、産地によって蒸熱処理(殺虫処理)が義務付けられている場合がある。

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