ライム

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選び方・調理法

選び方

果皮に張りとツヤがあり、色が鮮やかな緑色のものを選ぶ。持った時に見た目以上の重みを感じるものは、果肉が詰まっており果汁が豊富。皮が黄色味を帯びているものは熟成が進み酸味がまろやかになっているが、ライム特有の鋭い香りは減衰している場合がある。

下処理

果汁を絞る際は、半分に切る前にまな板の上で手のひらを使って転がすように圧を加えると、果肉の細胞がほぐれて搾汁率が上がる。皮を料理の香り付けに使用する場合は、ワックスや汚れを落とすため塩やタワシで軽くこすり洗いをする。

保存方法

乾燥に弱いため、丸ごとの場合はラップで包むかポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する。使いかけのものは切り口を密閉して早めに使い切る。長期保存には、果汁を絞って冷凍するか、スライスして重ならないようにラップに包んで冷凍するのが有効である。

時期・特徴

国内分布

輸入品はメキシコ産が国内流通の大半を占める。国産は愛媛県、香川県、宮崎県などで僅かに栽培されている。

時期

輸入品は通年安定して流通する。国産の露地栽培品は9月〜12月頃に収穫・出荷される。

栄養

クエン酸を豊富に含み、疲労回復や食欲増進に寄与する。ビタミンCも含んでいるが、特筆すべきは独特の芳香成分(リモネン、シトラールなど)によるリフレッシュ効果である。

特徴

ミカン科の常緑低木。レモンに比べると小ぶりで丸く、皮が薄い。酸味はレモンと同等に強いが、特有のほろ苦さとキレのある鋭い香りが最大の特徴。一般に「ライム」として流通するのは、種がなく大玉の「タヒチライム」が多い。小玉で種があり、より香りが強い「メキシカンライム(キーライム)」は、主に加工用や特定のカクテル・製菓用として重宝される。

品種・由来

  • 品種名:タヒチライム(ペルシャライム)、メキシカンライム(キーライム)、フィンガーライム
  • 分類:ミカン科ミカン属
  • 学名:Citrus aurantiifolia (Christm.) Swingle

由来

アラビア語の「līma」、あるいはサンスクリット語で柑橘を指す言葉が語源とされる。

伝来

熱帯アジア原産。日本へは明治時代以降に導入された記録があるが、本格的な栽培や市場への普及は、食の欧米化やエスニック料理の浸透に伴い、1970年代以降の輸入解禁や国内栽培試験を経て本格化した。

歴史背景

大航海時代、イギリス海軍において壊血病の予防のためにレモンやライムの果汁が利用された歴史がある。熱帯地域での栽培に適しているため、東南アジアや中南米の料理(タイ料理のトムヤムクンやメキシコ料理のタコス、セビーチェなど)には欠かせない食材として定着している。

備考

東南アジア料理や中南米料理において、レモンでは代用しきれない「独特の青い香り」を付与する。近年では「森のキャビア」と呼ばれるブドウ状の果肉を持つフィンガーライムも、高級食材として注目を集めている。

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