選び方・調理法
選び方
表面に艶があり、乾燥によるひび割れや硬化がないものを選ぶ。タレや餡がかかっているものは、離水(水分がにじみ出ること)しておらず、団子に密着しているものが新鮮である。焼き団子の場合は、焼き色が香ばしく均一についているものが望ましい。
下処理
一般的には調理済みのものをそのまま供する。焼き団子の場合は、提供直前に軽く炙り直すと香ばしさが引き立ち、食感も柔らかくなる。硬くなった団子は、少量の水を振ってラップをし、電子レンジで数秒温めるか、蒸し器で蒸し直すと本来の弾力が戻る。
保存方法
乾燥を防ぐため、密閉容器に入れるかラップで包み、直射日光を避けた涼しい場所で常温保存する。澱粉の老化を早めるため冷蔵保存は本来不向きだが、夏場や餡の種類によって冷蔵する場合は、食べる前に軽く温め直すとよい。長期保存は冷凍(-18℃以下)が可能。解凍は自然解凍が適している。
時期・特徴
国内分布
全国。地域により串に刺す数(4粒、5粒など)や、タレの味わいに特色がある。
時期
通年。春の「花見だんご」や秋の「月見だんご」など、季節行事に合わせて需要が高まる時期がある。
栄養
主成分は米粉由来の炭水化物。効率の良いエネルギー補給に適している。餡やタレの原料により、微量のタンパク質、食物繊維、銅、マンガンなどのミネラルが含まれる。
特徴
上新粉(うるち米の粉)や白玉粉、もち粉などを練って丸め、蒸し上げた団子を串に刺した菓子。そのまま、あるいは焼き目をつけた後に、醤油ダレ(みたらし)、小豆餡、ずんだ、ごま、きな粉などを塗布・まぶして仕上げる。日本の最もポピュラーな和菓子の一つであり、手軽な軽食としても親しまれている。
品種・由来
- 品種名:みたらし団子、あん団子、焼き団子、花見だんご、草団子
- 分類:菓子類(和菓子・団子類)
- 学名:―
由来
「団子」の語源は、中国から伝わった唐菓子「団喜(だんき)」が転訛したとする説や、丸い形を意味する「団子(だんすご)」に由来する説などがある。くし団子の代表格である「みたらし(御手洗)団子」は、京都の下鴨神社で行われる御手洗祭の際、境内の御手洗池に湧き出す水の泡を模して作られたのが始まりとされる。
伝来
団子の原型は平安時代にはすでに存在していたとされる。串に刺して供する形態は、鎌倉時代から室町時代にかけて、参拝客向けの茶店などで提供される中で定着した。
歴史背景
江戸時代には宿場町や門前町の茶屋で広く売られ、庶民の娯楽食として定着した。当初は1串に5個刺すのが主流(人間の五体を模したとされる)であったが、江戸時代後半の文政年間頃、江戸において四文銭1枚で1串買えるよう、4個に改めて売られたことから4個刺しの形態が関東を中心に広がったといわれる。
備考
地方によって特色が強く、岐阜県の「飛騨高山のみたらしだんご」は甘みのない醤油のみの焼き団子であったり、岡山県の「吉備団子」のように特定の地名と結びついたものも多い。

