選び方・調理法
選び方
果皮の産毛が密生しており、傷やへこみがないものを選ぶ。すぐに使用する場合は、縦方向(ヘタと尻)に軽く押して弾力を感じるものが食べ頃。横から押すと傷みやすいため避ける。硬いものは未熟なため、追熟が必要。
下処理
表面の産毛を軽く洗い流し、上下のヘタ部分を切り落とす。ヘタの部分には硬い芯があるため、V字に包丁を入れて取り除くと口当たりが良い。皮は縦に剥くか、半割にしてスプーンですくう。スライス、くし形切り、角切りなど用途に合わせてカットする。
保存方法
硬い(未熟な)ものは、乾燥を防ぐためポリ袋に入れ、常温(20℃前後)で保存して追熟させる。急ぐ場合はリンゴやバナナと一緒に袋に入れるとエチレンガスの効果で熟化が早まる。完熟したものは冷蔵庫に入れ、数日以内に使い切る。
時期・特徴
国内分布
愛媛、福岡、和歌山、神奈川など。
※輸入品(ニュージーランド産、チリ産)と合わせて通年流通する。
時期
国産:12月~4月
ニュージーランド産:5月~12月
チリ産:5月~8月
栄養
ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれる。食物繊維(ペクチンなど)やカリウム、銅も多い。特有のタンパク質分解酵素「アクチニジン」を含み、消化促進効果が期待される。
特徴
茶色い果皮に覆われ、緑色の果肉と黒い小さな種子が特徴的な「ヘイワード」種が主流。甘味と酸味のバランスが良く、爽やかな風味がある。果肉にはタンパク質分解酵素が含まれているため、肉料理のソースや下味に使うと肉を柔らかくする効果がある。
品種・由来
- 品種名:ヘイワード(主流)、香緑(こうりょく)、アボット
- 分類:マタタビ科マタタビ属
- 学名:Actinidia deliciosa
由来
ニュージーランドの国鳥「キーウィ(Kiwi)」の茶色い毛並みと姿に似ていることから命名された。1959年、ニュージーランドからアメリカへ輸出する際に「Chinese gooseberry」から「Kiwifruit」へ名称変更された経緯がある。
伝来
日本へは1960年代に導入された。当初はミカンの価格暴落に伴う転作作物として推奨され、急速に栽培が広がった。
歴史背景
中国長江流域原産の「シナサルナシ(支那猿梨)」の種子が20世紀初頭にニュージーランドへ持ち込まれ、品種改良を重ねて現在の果実の大きなキウイフルーツとなった。
備考
タンパク質分解酵素「アクチニジン」を含むため、生のままゼラチンを使用したゼリーに入れると、ゼラチンのタンパク質が分解され固まらなくなる。ゼリーにする際は、一度加熱して酵素を失活させるか、寒天やアガーなどの植物性凝固剤を使用する必要がある。また、この酵素により口内がイガイガする場合があるほか、ゴムラテックスアレルギーとの交差反応を示すことがあるため注意が必要。

