かしわもち

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選び方・調理法

選び方

餅の表面に艶があり、乾燥によるひび割れがないものを選ぶ。包んでいる柏の葉が鮮やかな緑色、または自然な茶褐色(加熱処理済みのもの)で、葉が餅に密着しており、乾燥しすぎていないものが良品とされる。

下処理

特別な下処理は不要。食べる直前に葉を剥がして食す。葉の香りをより楽しむには、常温の状態で供するのが最も望ましい。

保存方法

乾燥を防ぐため、1個ずつラップで包み、直射日光を避けた涼しい場所で常温保存する。餅(澱粉)は冷蔵すると短時間で「老化」して硬くなる性質があるため、冷蔵保存は避けるのが基本。硬くなった場合は、ラップをしたまま電子レンジで数秒温め直すと柔らかさが戻る。長期保存の場合は冷凍(-18℃以下)が可能。

時期・特徴

国内分布

全国。

時期

4月中旬から5月5日(端午の節句)前後。

栄養

主成分は上新粉由来の炭水化物。餡に含まれる小豆や大豆(みそあんの場合)から、植物性タンパク質、食物繊維、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれる。

特徴

上新粉(うるち米の粉)を練って蒸し、搗き上げた餅で餡を包み、柏の葉で折るように包んだ和菓子。柏の葉から移る独特の芳香が特徴。餡は「こしあん」「粒あん」のほか、白餡に京風の白味噌を練り込んだ「みそあん」が代表的。餅にヨモギを練り込んだタイプも見られる。

品種・由来

  • 品種名:こしあん、粒あん、みそあん(その他、ヨモギ餅を使用したもの等)
  • 分類:菓子類(餅菓子)
  • 学名:―

由来

柏の木は、春に新しい芽が出るまで古い葉が落ちないという特性を持つ。この性質を「親が死ぬまで子が育つ」「家系が絶えない」と見なし、子孫繁栄の象徴として江戸時代に端午の節句の縁起物として定着した。

伝来

日本独自の和菓子。江戸時代中期(9代将軍・徳川家重から10代将軍・徳川家治の頃)に江戸の菓子屋で考案されたとされる。

歴史背景

江戸で誕生した文化であり、柏の木が自生しにくい西日本では、長らくサルトリイバラ(サンキライ)の葉で代用した「しば餅」や、粽(ちまき)が主流であった。しかし、近代以降に柏の葉の流通(輸入を含む)が安定したことで、現在は西日本でも広く「柏餅」が食されるようになっている。

備考

柏の葉は基本的に食用ではなく、香り付け、保湿、および抗菌を目的としている。餡の種類を外見から識別するため、葉の表を外側にして包むもの(こしあん)、裏を外側にするもの(粒あん、みそあん等)といった具合に、包み方を使い分ける店舗も多い。

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