プラム/スモモ

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選び方・調理法

選び方

果皮に張りがあり、色が均一に濃く染まっているものを選ぶ。表面に「ブルーム」と呼ばれる白い粉が吹いているものは鮮度が良い証拠。手に持ったときにずっしりと重みがあり、甘い香りが漂い始めたものが食べ頃。

下処理

中心に硬い核(種)が一つあるため、アボカドのように溝に沿って一周切り込みを入れ、ひねって二つに分けると種を取りやすい。皮の近くに酸味があるため、酸っぱさを和らげたい場合は皮をむくが、皮ごと食べることでポリフェノールを摂取できる。

保存方法

硬いものは常温で追熟させる。果肉に弾力が出て香りが強くなったら完熟。完熟後はポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存し、2〜3日以内に食べる。長期保存には向かないが、0℃付近の低温であれば比較的鮮度を保ちやすい。

時期・特徴

国内分布

山梨県が全国の約3割を占める最大の産地。次いで和歌山県、山形県、長野県、青森県などで広く栽培されている。

時期

6月中旬から8月中旬。6月の「大石早生」から始まり、7月の「ソルダム」、8月の「太陽」へとリレー形式で旬が続く。

栄養

リンゴ酸などの有機酸を多く含み、疲労回復に役立つ。ブドウ糖、果糖などの糖質のほか、食物繊維(ペクチン)、葉酸、カリウム、アントシアニン(ポリフェノール)が含まれる。

特徴

中国原産の「ニホンスモモ」が明治時代にアメリカに渡り、品種改良されて日本に逆輸入されたものが現在の主流(プラム)である。果皮は赤や黄色、緑色など品種により多彩で、果肉は瑞々しくジューシー。甘みと酸味のバランスが良く、生食のほかジャムや果実酒にも適している。

品種・由来

  • 品種名:大石早生(おおいしわせ)、ソルダム、サンタローザ、太陽、貴陽(きよう)、サマービュート、秋姫
  • 分類:バラ科サクラ属(スモモ属)
  • 学名:Prunus salicina

由来

和名の「スモモ」は、桃に似ているが酸味が強いことから「酸っぱい桃(酸桃)」が転じたもの。英語では、生食用のニホンスモモ系を「プラム(Plum)」、加工や乾燥に適したヨーロッパスモモ系を「プルーン(Prune)」と呼び分けるのが一般的。

伝来

中国原産。日本へは奈良時代以前に伝わったとされ、『古事記』や『日本書紀』にも記述が見られる。和歌などにも詠まれ、古くから日本人に親しまれてきた。

歴史背景

明治時代に日本から米国へ渡ったスモモが、ルター・バーバンクらの手によって「サンタローザ」などの優れた品種に改良された。これが大正から昭和初期にかけて日本へ逆輸入され、現在の多種多様な品種ラインナップの基礎となった。

備考

「貴陽」は山梨県で誕生した高級品種で、世界で最も重いスモモとしてギネス記録に認定されたこともある。また、プルーン(ヨーロッパスモモ)とは、分類上は近いが、自家不和合性などの性質や成分が異なる。

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