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選び方・調理法

選び方

鬼皮(外皮)に張りがあり、ツヤツヤと光沢があるものを選ぶ。指で押したときにブカブカせず、ずっしりと重みがあるものが良品。小さな穴があるものは中に虫がいる可能性が高いため避け、お尻(底)の部分に黒ずみやカビがないか確認する。

下処理

ぬるま湯に15分〜30分(または一晩水に)浸けて皮を柔らかくする。

お尻の部分を切り落とし、そこから鬼皮を剥く。

渋皮を包丁で剥く。剥いたそばから水(または薄い酢水)にさらして褐変を防ぐ。

※料理によっては、皮ごと茹でてから半分に切り、中身をスプーンで掻き出す方法もある。

保存方法

生栗は乾燥に弱く、また虫がつきやすいため、新聞紙に包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫のチルド室で保存する。1週間ほど低温保存することでデンプンが糖に変わり、甘味が増す。長期保存の場合は、硬めに茹でて皮を剥き、密閉して冷凍する。

時期・特徴

国内分布

茨城県、熊本県、愛媛県、岐阜県などが主な産地。日本各地の山野にも自生(シバグリ)している。

時期

収穫期は8月下旬〜10月下旬。早生(丹沢など)、中生(筑波・銀寄など)、晩生(石鎚など)と順次出回る。

栄養

主成分はデンプン。ナッツ類の中では脂質が少なく、糖質が多いのが特徴。加熱しても壊れにくいビタミンCや、ビタミンB1、カリウム、食物繊維を豊富に含む。渋皮には強い抗酸化作用を持つポリフェノール(タンニン)が含まれる。

特徴

ブナ科の落葉高木。世界には「日本グリ」「中国グリ」「西洋グリ」「アメリカグリ」の4種がある。日本グリは粒が大きく、水分が多くてホクホクとした食感が特徴だが、渋皮が剥がれにくい性質を持つ。これに対し中国グリ(甘栗)は小粒で渋皮が剥がれやすく、西洋グリは肉質がしまりマロングラッセなどに適す。

品種・由来

  • 品種名:丹沢(たんざわ)、銀寄(ぎんよせ)、筑波(つくば)、利平(りへい)、石鎚(いしづち)
  • 分類:ブナ科クリ属
  • 学名:Castanea crenata Siebold & Zucc.

由来

実が熟すと黒褐色になることから「黒(くろ)」、あるいは「黒実(くろみ)」が転じたという説や、実が石のように硬いことから石を意味する古語「クリ」に由来する説などがある。

伝来

日本在来種。朝鮮半島南部にも分布するが、日本国内の遺跡から多くの出土例があり、古来より重要な食糧であった。

歴史背景

縄文時代の遺跡(三内丸山遺跡など)から大規模な栽培跡が発見されており、日本最古の栽培植物の一つとされる。『古事記』や『日本書紀』にも記載があり、米が凶作の際の救荒食物として、また縁起物(勝ち栗)として戦国時代の出陣の儀式にも用いられた。

備考

加工品には、栗きんとん、甘露煮、マロンペースト、栗焼酎などがある。また、木材は腐りにくく硬いため、古くから住宅の土台や鉄道の枕木として利用されてきた。

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