選び方・調理法
選び方
皮の焼き色が均一で、ふっくらと厚みがあるものを選ぶ。表面に打ち粉が残りすぎておらず、合わせ目から中の餡が漏れ出していないものが良品とされる。冷凍品の場合は、霜がついていないものを選ぶことで、再加熱時の皮のベタつきを抑えられる。
下処理
調理済みの製品が大半であるため、特別な下処理は不要。提供時に皮の香ばしさを出すため、表面を軽く炙る、あるいはオーブントースターで加熱することで、焼きたての食感を再現できる。
保存方法
乾燥を避けるため、1個ずつラップで包んで保存する。冷蔵では2〜3日、長期保存の場合は冷凍(-18℃以下)で1ヶ月程度が目安。再加熱の際は、電子レンジで内部の餡を温めた後、オーブントースターで外皮を数十秒焼くと、表面の水分が飛び、パリッとした食感に仕上がる。
時期・特徴
国内分布
全国各地で広く親しまれている。地域や店舗によって呼称や細かな形状が異なり、その土地に根ざした独自の文化を持つ。
時期
通年(特に秋から冬にかけての需要が高い)。
栄養
小麦粉と砂糖を主成分とするため炭水化物が豊富で、即効性の高いエネルギー源となる。餡に小豆などの豆類を用いる場合は、植物性タンパク質、食物繊維、カリウム、ポリフェノール、鉄分などを含む。
特徴
小麦粉、卵、砂糖を合わせた生地を専用の円形の鋳型に流し込み、餡を包んで円筒状に焼き上げた和菓子。どら焼きに比べて生地に厚みがあり、しっとりとした食感が特徴。伝統的な粒あん、こしあん、白あんのほか、カスタードクリーム、チョコレート、さらにはカレーやマヨネーズを用いた惣菜系など、中身のバリエーションが非常に豊富である。
品種・由来
- 品種名:今川焼き(別称:大判焼き、回転焼きなど)
- 分類:菓子類(和菓子・焼き菓子)
- 学名:―
由来
江戸時代中期の安永年間(1772〜1781年)、江戸・神田の今川橋付近の店が売り出したことが名称の由来とされる。当時の店主が、織田信長が今川義元を破った「桶狭間の戦い」をもじって宣伝したという説や、単に地名に由来するという説がある。
伝来
日本独自の菓子であり、江戸から全国へ普及した。明治以降、日本統治下の朝鮮半島や台湾にも伝わり、現在は韓国で「オバントック(大判餅)」、台湾で「車輪餅(ツァールンビン)」や「紅豆餅」などの名称で、現地のローカルフードとして定着している。
歴史背景
江戸時代に安価な庶民の味として流行し、明治期には冬の風物詩として定着した。昭和中期以降、大型の焼き型を用いた「大判焼き」が量産されるようになり、全国の百貨店やスーパーの店頭、縁日などで広く普及した。
備考
地域によって呼び名が極めて多様であるのが最大の特徴。
- 関東、東北など:今川焼き
- 関西、九州など:回転焼き、回転饅頭
- 北海道、西日本の一部など:大判焼き
- 広島周辺:二重焼き
- その他:太鼓焼き、太鼓饅頭、御座候(商品名由来)、おやき(長野県以外の一部)など、全国で数十種類の呼称が確認されている。

