アイスミルク

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選び方・調理法

選び方

包装の表面に霜が厚くついているものは、流通・保管中に温度変化(ヒートショック)を受けた可能性が高く、内部で氷の結晶が成長して食感が粗くなっていることがあるため避ける。容器にへこみや変形がなく、表面がなめらかなものを選ぶ。

下処理

冷凍庫から出した直後は組織が硬く、冷たさで甘味を感じにくいため、数分室温に置いてわずかにやわらかくしてから食べると、口どけがよくなり本来の風味を強く感じられる。ディッシャーを用いる際は、器具を温めておくと作業性が向上する。

保存方法

冷凍(-18℃以下)で保存する。一般にマイナス18℃以下では細菌が増殖せず、品質の変化が極めて少ないため、日本の法令上、賞味期限や消費期限の表示義務はない。ただし、家庭用冷凍庫は扉の開閉による温度変化が大きいため、購入後は数ヶ月以内、開封後は乾燥や匂い移りを防ぐため密閉して早めに食べきるのが望ましい。

時期・特徴

国内分布

全国で製造・販売されている。

時期

通年。

栄養

乳由来のタンパク質、脂質のほか、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2などを含む。成分規格上、アイスクリームよりも乳脂肪分が少ないため、同容量であればエネルギー(カロリー)は控えめになる傾向があるが、製品によっては糖分や副原料により高くなる場合もある。

特徴

日本の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」により、乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上と定められている食品。アイスクリームよりもさっぱりとしていながら、牛乳と同程度の乳成分を含んでいるため、適度なコクがある。

植物性脂肪を添加してコクを補っている製品も多く、アイスクリーム(乳脂肪のみを原則とするものが多い)とラクトアイス(乳成分がさらに少ない)の中間的な性質を持つ。

品種・由来

  • 品種名:バニラ、チョコ、フルーツ系などのフレーバー各種。また、観光地等で提供されるソフトクリームの多くはこの「アイスミルク」の規格に該当するものが多い。
  • 分類:乳製品(アイスクリーム類)
  • 学名:―

由来

英語の「Ice milk」に由来する。かつてアメリカ等でも法的カテゴリーとして存在した名称であり、日本でも乳等省令によって定義された公的な名称である。

伝来

明治初期にアイスクリームの製法が日本に伝わり、戦後の高度経済成長期に冷凍技術と乳業が発展。1951年(昭和26年)の乳等省令制定とその後の改正を経て、成分量に応じた現在の分類(アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス)が確立された。

歴史背景

元々はアイスクリームの代替品や普及版としての側面もあったが、健康意識の高まりや「濃厚すぎない味わい」への需要から、独自の市場を築いた。特に、乳脂肪分を抑えつつミルク感を維持する技術が向上したことで、嗜好品として広く定着した。

備考

成分規格の比較:

  • アイスクリーム:乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)
  • アイスミルク:乳固形分10.0%以上(うち乳脂肪分3.0%以上)
  • ラクトアイス:乳固形分3.0%以上

アイスミルクは、牛乳に近い栄養バランスを保ちつつ、氷菓としての清涼感も楽しめるバランスの良いカテゴリーとされる。

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