アイスクリーム

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選び方・調理法

選び方

包装の表面に霜が厚くついているものは、保存中に温度変化があった可能性が高く、品質が劣化していることがあるため避ける。形が崩れておらず、なめらかな質感のものを選ぶとよい。

下処理

冷凍庫から出した直後は硬いことが多いため、数分室温に置き、少しやわらかくしてから食べると口どけがよくなる。ディッシャーなどで盛り付ける際は、器具をぬるま湯で温めておくとすくいやすく、表面も滑らかに仕上がる。

保存方法

冷凍(-18℃以下)で保存する。温度変化が少ない状態を保つと品質が長く維持されるため、賞味期限や消費期限の表示義務はない。ただし、家庭用の冷凍庫は扉の開閉による温度変化が大きいため、購入後・開封後はなるべく早めに消費することが望ましい。

時期・特徴

国内分布

全国で生産・販売されている。

時期

通年(消費のピークは夏場とされるが、近年は秋冬向けの濃厚な商品も多く流通し、季節を問わず消費される)。

栄養

乳脂肪由来の脂質が多く、タンパク質、カルシウム、カリウム、ビタミンA、ビタミンB2などを含む。エネルギー量は比較的高めで、乳脂肪分の割合や副原料によって栄養価は大きく異なる。

特徴

牛乳などの原料を冷やしながら空気を含むように撹拌し、クリーム状にした後に凍結させて作る菓子。多くの気泡(オーバーランと呼ばれる空気の含有率)と微細な脂肪粒子を含むため、冷たさが直接伝わりにくく、口に入れると滑らかに溶けるのが特徴。空気が多いほど軽くふんわりとした食感に、少ないほどねっとりと濃厚な食感になる。

日本では「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」により、乳固形分と乳脂肪分の割合によって以下のように分類される。

  • アイスクリーム:乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上
  • アイスミルク:乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上
  • ラクトアイス:乳固形分3.0%以上

これら3種を総称して「アイスクリーム類」と呼ぶ。なお、乳固形分が3.0%未満のものは「氷菓」に分類される。

品種・由来

  • 品種名:バニラ、チョコレート、ストロベリー、抹茶などの各種フレーバーのほか、製法・形態によってソフトクリーム、ジェラートなどに細分化される。
  • 分類:乳製品(アイスクリーム類)
  • 学名:―

由来

「Ice(氷)」と「Cream(クリーム)」を組み合わせた名称で、文字通り「氷のように冷たいクリーム」の意を持つ。

伝来

1860年に咸臨丸で渡米した遣米使節団が、日本人として初めてアイスクリームを食したとされる。1869年(明治2年)、町田房蔵が横浜の馬車道で日本初の「あいすくりん」を製造・販売した。大正時代の1920年頃には東京などにアイスクリーム工場が設立され、工業的な生産が始まったとされる。

歴史背景

16世紀半ば、イタリアで硝石を利用した冷却・凍結法が発明され、メディチ家のために作られた半凍結菓子がアイスクリームの原点とされる。その技法がフランスやイギリスへ伝わり、1720年にはパリのカフェ(ル・プロコープなど)で氷菓が提供された。1851年にはアメリカでヤコブ・フッセルが世界初のアイスクリーム卸売工場を設立し、大衆へと急速に普及した。

備考

製造工程は、原料(乳製品、糖、安定剤、乳化剤、香料など)を混合・乳化し、殺菌、冷却、エージング(熟成)、凍結、硬化の順で行われる。乳脂肪分が高いほどコクと風味が豊かになり、濃厚な味わいを楽しめる。なお、一度溶けたものを再凍結させると、氷の結晶が大きくなり特有の滑らかな食感が損なわれるため避けるべきとされる。

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