ハスカップ

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選び方・調理法

選び方

果実全体が濃い青紫色に色づき、表面に「ブルーム」と呼ばれる白い粉が均一に付着しているものを選ぶ。皮が薄く潰れやすいため、汁漏れがなく張りのあるものが良品。

下処理

非常にデリケートな果実なので、洗う際はボウルに溜めた水で優しくすすぐ程度にする。生食のほか、酸味が強いためジャム、ソース、果実酒などの加工に適している。

保存方法

鮮度低下が非常に早いため、乾燥を防ぎ冷蔵庫で保存するが、2〜3日以内に消費するのが望ましい。長期保存する場合は、水けを拭き取ってから重ならないように広げて冷凍保存する。

時期・特徴

国内分布

北海道が主な産地。特に勇払(ゆうふつ)原野に位置する苫小牧市、千歳市、厚真町などが有名。自生種は高山帯や湿原に見られる。

時期

6月下旬から7月中旬。収穫期間が3週間程度と非常に短く、熟すと自然落下しやすいため、一粒ずつ手作業で収穫される。

栄養

ビタミンC、ビタミンE、食物繊維が豊富。特にアントシアニン(ポリフェノールの一種)の含有量が非常に高く、ブルーベリーを上回る。鉄分やカルシウムなどのミネラル分もバランスよく含まれる。

特徴

形状は1.5cm〜3cm程度の長円形や楕円形。味は酸味が強く、ほのかな苦味を感じることもある。果肉は柔らかく、果汁のpHは約2.8と強い酸性を示す。これはクエン酸、リンゴ酸などの有機酸によるものである。

品種・由来

  • 品種名:ゆうふつ、あつまみらい、ゆうしげ、みすず、ゆきぼし
  • 分類:スイカズラ科スイカズラ属
  • 学名:Lonicera caerulea var. emphyllocalyx

由来

アイヌ語で「枝の上にたくさんなるもの」を意味する「ハシカプ(haskap)」に由来する。和名は「クロミノウグイスカズラ(黒実鶯神楽)」、地方名として「ユノミ」とも呼ばれる。

伝来

北海道の原野に自生する植物であり、古くから北方の先住民族によって食用や薬用として利用されてきた。

歴史背景

アイヌの人々の間では「不老長寿の薬」「幻の実」として珍重されていた歴史がある。本格的な人工栽培が始まったのは1970年代からで、北海道の特産品としての地位を確立した。

備考

ハスカップは自家不和合性(自分の花粉では受粉しにくい性質)が強いため、結実を安定させるには異なる品種を混植する必要がある。また、寒冷地特有の作物であり、本州以南での栽培は標高の高い地域に限られる。

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