選び方・調理法
選び方
皮にツヤと張りがあり、実がふっくらとして重みを感じるものを選ぶ。生食用であれば、緑色から赤紫色へ十分に色づき、指先で触れた際に少し弾力を感じる程度に熟したものが適している。
下処理
水洗いした後、ヘタ(果梗)と、反対側についている茶色い花殻(「しっぽ」のような部分)を取り除く。量が多い場合は、キッチンバサミを使うと効率がよい。
保存方法
乾燥を防ぐためポリ袋等に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管。1週間程度を目安に使い切る。長期保存する場合は、水気を拭き取ってから冷凍用保存袋に入れて冷凍する。
時期・特徴
国内分布
北海道(小樽市など)、岩手県(洋野町など)、長野県。冷涼な気候を好むため、主に北日本や高地で栽培される。
時期
6月下旬〜8月中旬。
栄養
抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、β-カロテンのほか、高血圧予防に寄与するカリウムや、整腸作用のある食物繊維が豊富。赤紫色の品種にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれる。
特徴
果実には独特の縞模様があり、熟すにつれて透明感のある緑色から赤紫色へと変化する。未熟なものは酸味が強いため、主にジャムやソースなどの加熱調理に用いられる。完熟したものは甘みが強まり、独特の芳香を楽しめるため生食に適している。
品種・由来
- 品種名
- 品種名:ドイツ大玉(別名:ホワイトスミス)、赤実大玉、ダウニング
- 分類:スグリ科スグリ属
- 学名:Ribes uva-crispa L.(シノニム:Ribes grossularia L.)
由来
英語名の「Gooseberry」の由来には諸説ある。グース(ガチョウ)の料理にソースとして添えられたためという説や、オランダ語で「すぐり」を意味する語が変化したという説などがある。和名では「セイヨウスグリ」と呼ばれる。
伝来
日本へは明治初期に、北海道開拓使などによって欧米から栽培用として導入された。
歴史背景
ヨーロッパから西アジア、ヒマラヤにかけての冷涼な地域に自生する。16世紀頃からイギリスを中心に品種改良が盛んに行われ、多くの園芸品種が誕生した。古くから家庭果樹やジャムの原料として、欧州の食文化に深く根付いている。
備考
近縁種に黒色の「カシス(クロスグリ)」や赤色の「レッドカラント(フサスグリ)」があるが、これらは房状に実をつけるのに対し、グズベリーは枝から1〜3粒ずつ独立して実がつくのが特徴。また、枝に鋭いトゲを持つ品種が多い。

