選び方・調理法
選び方
果皮の色が濃い橙色で、表面に張りとツヤがあるものを選ぶ。手に持ったときにずっしりと重みを感じるものは、果汁が豊富で瑞々しい。皮が浮いているものや、軽すぎるものは避ける。
下処理
外皮は手でむくことも可能だが、オレンジに近い性質のため包丁でスマイルカットにすると食べやすい。じょうのう膜(内皮)は比較的薄く、そのまま食べられる。種子が少し入る場合がある。
保存方法
乾燥を防ぐため、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する。比較的貯蔵性に優れるが、気温が上がる時期は鮮度が落ちやすいため、1週間程度を目安に早めに消費する。
時期・特徴
国内分布
静岡県、長崎県、和歌山県、福岡県などが主な産地。千葉県で誕生した品種だが、現在は温暖な柑橘地帯を中心に栽培されている。
時期
3月から5月頃。春から初夏にかけて出回る晩生(おくて)の柑橘である。
栄養
ビタミンC、カリウム、食物繊維を豊富に含む。β-カロテンやβ-クリプトキサンチンといった抗酸化作用を持つ色素成分も含まれる。
特徴
日本で誕生したオレンジの一種。果実は200g前後で、扁球形。果肉は非常にジューシーで柔らかく、オレンジ特有の芳醇な香りと、甘味・酸味が調和した濃厚な味わいを持つ。国産オレンジの代表格として、生食のほかジュースや製菓用にも適している。
品種・由来
- 品種名:福原オレンジ
- 分類:ミカン科ミカン属
- 学名:Citrus sinensis times C. junos(推定)
由来
発見者である千葉県安房郡岩井町(現・南房総市)の福原周平氏の名にちなんで命名された。
伝来
日本(千葉県)原産の品種。1909年(明治42年)頃、福原氏の邸内で、ユズにオレンジ(ジョッパ)を接ぎ木した付近から発生した枝が起源とされる。
歴史背景
1930年(昭和5年)に新品種として確認され、その後、昭和10年代から20年代にかけて各地に広まった。ユズの耐寒性とオレンジの食味を併せ持つ稀な品種として注目され、海外のオレンジが少なかった時代の日本において、貴重な国産オレンジとして重宝されてきた歴史がある。
備考
日本で生まれたオレンジとしては最も古い部類に入り、現在では栽培面積が減少している希少な品種の一つである。独特の風味と香りの強さから、熱心な愛好家や料理人からの評価が高い。

