ドリアン

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選び方・調理法

選び方

果皮の棘がしっかりとしており、手に持った際に軽く感じるもの。熟すと特有の強烈な芳香が漂い始め、叩くと「ポコポコ」と空洞があるような音がする。果皮に自然なひび割れが生じ始めた頃が完熟のサインである。

下処理

厚く鋭い棘のある外皮に沿って、房の境目に包丁を入れ、手で割るようにして果肉(仮種皮)を取り出す。果肉の中にある大きな種子は、生の状態では毒性(シクロプロペン脂肪酸)を含むため、生食は避ける。

保存方法

未熟なものは20〜25℃の室温で追熟させる。完熟後は非常に傷みが早く、臭い漏れを防ぐため密閉容器やラップで二重に包み、冷蔵庫で保存する。長期保存の場合は果肉を冷凍すると、カスタードのような食感を楽しめる。

時期・特徴

国内分布

タイ、マレーシア、フィリピンなどの東南アジアからの輸入品が主流。国内では沖縄県や鹿児島県(奄美)などで試験的な栽培が行われているが、安定した結実と流通には至っていない。

時期

輸入物は通年流通しているが、主産地のタイ産は4月〜7月頃、マレーシア産は6月〜8月および11月〜1月頃に旬を迎える。

栄養

「果物の王様」と呼ばれる通り、エネルギー量が高く、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラル、ビタミンB1、B2、B6、葉酸、ナイアシンを豊富に含む。

特徴

表面が鋭く硬い棘で覆われており、1〜3kg程度の重量がある。果肉は5室に分かれた構造で、淡黄色から濃厚な黄色。クリーム状の果肉は非常に甘く濃厚な味わいだが、揮発性硫黄化合物による「玉ねぎの腐敗臭」とも比喩される強烈な臭いを持つ。

品種・由来

品種

  • 品種名:モントーン(金枕)、チャネー、ガンヤオ(長柄)、グラドゥムーン
  • 分類:アオイ科(旧パンヤ科)ドリアン属
  • 学名:Durio zibethinus L.

由来

マレー語で「棘」を意味する「duri」に、接尾辞の「an(〜のもの)」が付いた「durian(棘のあるもの)」に由来する。

伝来

日本への導入時期は不明だが、1970年代以降の熱帯フルーツブームや輸送技術の向上により、高級フルーツとして定着した。

歴史背景

東南アジア原産。古くから現地で「王様の果実」として珍重され、15世紀の記録には既にその存在が記されている。17世紀から18世紀にかけて欧州の植物学者らによって世界に紹介された。

備考

アルコールと共に摂取すると、体内のアルデヒド脱水素酵素を阻害し、急性アルコール中毒のような症状(心拍数の上昇等)を引き起こす恐れがあるため、食べ合わせには注意が必要とされる。

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