カテージチーズ

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選び方・調理法

選び方

色は濁りのない純白色で、表面に清潔感があり、変色(黄色み)していないものを選ぶ。容器の中にホエイ(乳清)が過度に分離して溜まっているものは鮮度が落ちている可能性があるため避ける。市場にはポロポロとした粒状の「つぶタイプ」と、滑らかに加工された「うらごしタイプ」が流通しているため、サラダのトッピングには前者、サンドイッチや製菓用には後者と、用途に合わせて選択する。

下処理

特別な下処理は不要だが、水分が多いため、和え物などに使用する場合はキッチンペーパー等で軽く水気を切ると、料理が水っぽくなるのを防げる。非常に淡白な味わいのため、そのまま食すよりは、少量の塩やハーブ、蜂蜜などで調味するのが一般的である。

保存方法

水分含有量が高く、熟成させないフレッシュチーズのため、極めて傷みやすい。要冷蔵(10℃以下)で保存し、開封後は空気中の雑菌による汚染や乾燥を防ぐため密閉容器に入れ、2〜3日以内を目安に使い切る。冷凍保存は解凍時に離水して食感が著しく損なわれるため、原則として向かない。

時期・特徴

国内分布

北海道を中心に、全国の乳製品メーカーで生産されている。世界的にはアメリカ、オランダ、イギリスなどが主要な産地であり、日本国内でもこれらからの輸入品と国産品が広く併用されている。

時期

通年。

栄養

脱脂乳(スキムミルク)を原料とするため、他のチーズと比較して脂質とカロリーが格段に低く、一方で良質なタンパク質(カゼイン)が豊富である。カルシウムやビタミンB2、B12も含み、低脂肪・高タンパクな特性から、ダイエット食やアスリートの食事、離乳食、高齢者向けの栄養食として広く重用される。

特徴

代表的な非熟成(フレッシュ)タイプのナチュラルチーズ。生乳から脂肪分を除去した脱脂乳を原料とし、乳酸菌や凝乳酵素(レンネット)を加えて凝固させた後、水洗いして酸味を調整する「ウォッシュド・カード」という工程が特徴的である。この工程により、クセのない爽やかな風味と、わずかな酸味を持つ白いそぼろ状の組織(カーズ)が生まれる。乳化剤や安定剤を含まない製品が多く、自然なミルクの風味が楽しめる。

品種・由来

  • 品種名:カテージチーズ(コテージチーズ)
  • 分類:ナチュラルチーズ(フレッシュタイプ)
  • 学名:-

由来

名称は「コテージ(農家の小屋)」に由来する。かつてバターを作った後に残る脱脂乳を使い、農家の小さな家で自家消費用に作られていたことからこの名がついたとされる。

伝来

日本国内では、戦後の健康志向の高まりとともに、欧米式のダイエット食品や健康食材として紹介された。現在では一般家庭にも広く普及しており、家庭で牛乳と酢(またはレモン汁)を用いて簡易的に自作されることも多い。

歴史背景

乳を酸で凝固させるという手法は、紀元前の古代メソポタミア時代から存在したとされ、チーズの歴史の中で最も古い形態の一つといわれている。現代のような商業的な「カテージチーズ」として確立されたのは20世紀初頭のアメリカであり、戦時中の肉類の代用タンパク源として推奨されたことで生産量が飛躍的に増大し、世界中へ広まった。

備考

成分規格としては、製品に生クリーム等を加えて脂肪分を調整した「クリーミィカテージチーズ」もあり、こちらはより濃厚な味わいとなる。また、脂肪分を極限まで抑えた「低脂肪タイプ」も流通している。

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