Contents
選び方・調理法
選び方
果実に重量感があり、軸がしっかりとして枯れていないもの。果皮に傷や色ムラが少なく、特有の高貴な香りが立ち始めているものが完熟に近い。
下処理
日本ナシと同様、皮を剥いて芯を除いて食す。石細胞が含まれるため、芯の周りは大きめに除くと舌触りが良くなる。
保存方法
未熟なものは常温(15〜20℃前後)で追熟させる。完熟後は乾燥しないようポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存し、数日以内に食べ切るのが望ましい。
時期・特徴
国内分布
岡山県(鴨梨の主産地)、北海道(千両ナシの主産地)、青森県、長野県などで限定的に栽培されている。
時期
10月下旬〜12月頃。収穫後に追熟期間を経てから市場に出回る。
栄養
主成分は水分と果糖・ソルビトールなどの糖質。カリウムや食物繊維(石細胞)を含み、解熱作用や喉の炎症を鎮める効果があるとされる。
特徴
日本ナシ(和梨)、西洋ナシと並ぶナシの三系統の一つ。形はひょうたん型や卵型が多く、果皮は完熟すると淡い黄色になる。西洋ナシのような追熟による芳醇な香りと、日本ナシのようなシャリシャリとした食感を併せ持つのが最大の特徴。
品種・由来
品種
- 品種名:鴨梨(ヤーリー)、慈梨(ツーリー)、千両(身不知)、紅梨(ホンリー)
- 分類:バラ科ナシ属
- 学名:Pyrus pyrifolia var. sinensis(または Pyrus bretschneideri)
由来
中国大陸を原産地とし、中国で栽培・発展したナシの総称であることから「中国ナシ」と呼ばれる。
伝来
明治初期に「鴨梨」などが導入された。北海道の「千両」は、明治中期に余市町で発見された独自の系統(あるいは自然交雑種)とされる。
歴史背景
ホクシヤマナシ(Pyrus ussuriensis)などを親として中国北部で古くから改良されてきた。日本では栽培に手間がかかることや、和梨・洋梨の普及により、現在は希少な高級果実として扱われる。
備考
「鴨梨(ヤーリー)」の名は、果実の形がアヒルの頭に似ていることに由来する。

