鶏皮

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選び方・調理法

選び方

表面に透明感があり、肉厚で張りのあるものを選ぶ。色がくすんでいるものや、表面にぬめりがあるもの、ドリップ(肉汁)が出ているものは鮮度が落ちているため避ける。

下処理

1. 脂肪の除去: 皮の裏側に付着している黄色い塊状の脂肪を包丁でこそげ取る。これにより、特有の臭みを抑え、仕上がりを軽やかにできる。

2. 下ゆで: 沸騰した湯に少量の酒や生姜を加えて下ゆでし、冷水に取る。余分な脂とアクを除くことで、すっきりとした味わいになる。

3. 焼き切り: 焼き物にする場合は、弱火でじっくり加熱して脂を出し切ることで、表面をカリッと仕上げることができる。

保存方法

水分を拭き取り、ラップでぴっちりと包んで冷蔵保存(目安:1〜2日)。脂質が酸化しやすいため、長期保存する場合は冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍する(目安:2週間)。

時期・特徴

国内分布

日本全国。主にブロイラーの産地である鹿児島県、宮崎県、岩手県などで多く生産される。

時期

通年。鶏肉の部位として常に安定して流通している。

栄養

成分の約半分近くを脂質が占めるため、鶏肉の部位の中で最もエネルギー量(カロリー)が高い。一方で、皮膚や関節の健康を維持するタンパク質の一種であるコラーゲンが豊富に含まれている。

特徴

加熱することで独特の風味とうま味が溶け出し、濃厚な味わいを楽しめる。胴体の皮に比べ、首の皮(ネック・せせり部分の皮)はよく動かす部位であるため、より肉厚で弾力があり、味わいが深いとされる。

品種・由来

  • 品種名:鶏(ブロイラー、地鶏、銘柄鶏など)
  • 分類:キジ目キジ科ヤケイ属
  • 学名:Gallus gallus domesticus

由来

鶏の表皮部分を指す。焼き鳥店などでは「皮(かわ)」、特に首の皮を「かわ(首)」や「ネック」と呼び分けることもある。

伝来

鶏自体の伝来は弥生時代とされるが、皮が独立した食材として意識されるようになったのは、鶏肉料理が一般化した明治以降。さらに戦後の焼き鳥文化の発達に伴い、部位ごとの利用が進んだ。

歴史背景

かつては精肉の副産物として扱われることが多かったが、高度経済成長期以降の焼き鳥ブームや、近年のコラーゲンブームにより、安価で美味しい部位として独自の地位を確立した。

備考

料理には、唐揚げ、串焼き、炒め物、煮物、酢の物(鶏皮ポン酢)などがある。また、じっくり加熱して抽出した脂は「鶏油(チーユ)」と呼ばれ、ラーメンのスープや炒め物の風味付けに重宝される。

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