選び方・調理法
選び方
葉につやがあり、茎の幅が広くて肉厚で長く、筋がはっきりし、全体がみずみずしくて香りがよいものが良質。株を丸ごとなら、株割れがなく根元に丸みがあり切り口が白くてきれいなものを選ぶ。バラ売りのものは、すが入ってないか確認し(切り口を見るか、茎を押してみてへこむようなものは、すが入っていることが多い)、茎は開いたものより内側に巻き込んだものがおいしい。茎が白っぽく葉が黄ばんでいるものは古い。
下処理
表面の筋は硬く口当たりが悪くなるので、包丁や皮むき器でていねいに取っておく。生食の場合は切ってから冷水にさらして、冷蔵庫で冷やすと歯ざわりがよくなる。調理では、サラダやきんぴらには細切り、炒め物には斜め切りや乱切り、サラダやグラタンには薄切りなど、料理によって切り方を使い分ける。
調理法
香味野菜としてサラダや肉料理のつけ合わせなどの生食が一般的だが、セロリ特有の香りを生かして肉や魚を使った炒め物や煮物などにも合う。中国風にしたり、洋風のクリーム煮やカレー、ドレッシング、またサッとゆでて和え物や酢漬けにしたりと幅広く使える。また含有するビタミンUは酸性で壊れにくく酢を使った料理におすすめ。しかし比較的熱に弱いので加熱する場合は手早く火を通すこと。セロリの葉は、ブーケガルニ(肉や魚の香りづけや臭み取りに使う「香草の束」)として煮物に使うだけでなく、炒め物や佃煮、揚げ物などに利用するとよい。
保存方法
葉をつけて保存すると茎にスが入るので、葉と茎を切り離して、それぞれポリ袋に入れ、冷蔵庫に立てて保存。茎の根元に水で湿らせたキッチンペーパーをあてておくとみずみずしさがより保てる。
料理例
セロリと豚しゃぶのサラダ、セロリのチーズディップ、セロリと魚介のぬた、ピクルス、セロリとりんごのジュース、ラー油漬け、セロリのきんぴら、セロリといかのしょうが炒め、セロリと鶏ささみの炒め物、甘酢炒め、豚肉のセロリマリネ、スープ、クリーム煮、セロリの葉と牛肉の炒め物、セロリの葉とじゃこの佃煮、セロリの葉のかき揚げ、セロリとハムのグラタン、スティックサラダなど。
加工品
ぬか漬け、粕漬け。
時期・特徴
国内分布
国産品は長野、静岡、福岡、愛知など。輸入品はアメリカ産が多い。
時期
通年流通しているが、旬は11~5月。
栄養
ビタミンB1・B2、カリウムを含む。また茎にはメチルメチオニン(ビタミンU)が含まれている。
特徴
独特の芳香がある香味野菜。葉の色によって黄色種、緑色種、中間種などに分けられ、日本ではかつて黄色種が多く使われていた。最近では中間種がメインになっている。日本では生食が主だが、煮物、漬物、炒め物などにも向く。
品種・由来
- 品種名: コーネル、トップセラー、ホワイトプルーム
- 分類:セリ科オランダミツバ属
- 学名:Apium graveolens var. dulce
由来
原産地はヨーロッパで地中海沿岸、中近東に野生種が分布する。ヨーロッパでは歴史が古く、紀元前5世紀の古代ギリシャ、ローマ時代には薬用やにおい消しとして利用されていた。野菜として作られるようになったのは17世紀に入ってからで、イタリアが最初。その後、フランスやイギリスなどに広まっていった。
日本には16世紀末に文禄・慶長の役の際に、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったのが初めと言われ、「清正にんじん」という名で呼ばれた。その後オランダ船により「オランダ三つ葉」という名で持ち込まれたが、独特の香りのせいで普及せず、戦後になって西洋のサラダや肉料理が普及するとともに消費が伸びた。

