ソラマメ(しょうゆ豆)

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選び方・調理法

選び方

乾燥ソラマメを使用する場合、粒の大きさが揃っており、虫食いや割れがなく、表面にツヤがあるものを選ぶ。市販の加工品(しょうゆ豆)を選ぶ際は、液だれがなく、豆の形が崩れていないものが良質とされる。

下処理

乾燥したソラマメを水に浸け戻さず、そのまま焙煎機やフライパンで皮に焦げ目がつくまでじっくりと煎る。熱いうちに、醤油、砂糖、みりん、唐辛子などを合わせた調味液に漬け込むことで、味が芯まで浸透する。

保存方法

自家製の場合は、調味料の濃度にもよるが、冷暗所または冷蔵庫で保存する。市販の真空パック製品は常温保存可能なものが多いが、開封後は酸化や乾燥を防ぐため密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管して早めに消費する。

時期・特徴

国内分布

香川県全域。香川県を代表する郷土料理として知られる。

時期

乾燥豆を使用するため通年流通・製造されているが、原料となるソラマメの収穫時期は4月〜6月頃である。

栄養

主成分は炭水化物と植物性タンパク質。食物繊維を豊富に含み、鉄分やカリウムも含まれる。加工品は醤油を使用するためナトリウム分が高い傾向にあるが、カリウムによる排出作用も期待できる。

特徴

香川県の伝統的な郷土料理。一般的な「煮豆」は水で戻してから炊くが、しょうゆ豆は「煎ってから漬ける」ため、独特の芳ばしさと、噛むと口の中でホロリと崩れるような特有の食感がある。

品種・由来

  • 品種名:しょうゆ豆(原料:ソラマメ)
  • 分類:マメ科ソラマメ属
  • 学名:Vicia faba

由来

四国八十八ヶ所巡礼の遍路が、煎っていたソラマメを誤って醤油の入った鉢に落としてしまい、後で食べたところ非常に美味であったという伝承が残る。逸話の主役は、弘法大師や地元の老婆とされる場合もある。

伝来

讃岐地方(香川県)では古くから米の裏作としてソラマメの栽培が盛んであった。保存性が高く、手軽に作れることから、農繁期の常備菜や行事食として各家庭で受け継がれてきた。

歴史背景

かつては在来種の「讃岐長さや」が主に使われていたが、現在は大粒の「一寸そら豆」などが主流となっている。昭和40年代以降、真空パック技術の普及により全国へ流通するようになった。

備考

長野県や新潟県の一部地域では、蒸した大豆に米麹や麦麹を混ぜ、醤油に漬け込んで発酵させたものを「しょうゆ豆(醤油豆)」と呼ぶが、香川県のソラマメ加工品とは別物である。

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