リンゴ

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選び方・調理法

選び方

軸が太く、果皮に張りがあって重量感があるものを選ぶ。お尻の部分(果頂部)が深く落ち込み、黄色みを帯びているものは熟度が高い。表面がベタつく「油上がり」は、完熟してリノール酸などの脂肪酸が分泌された証拠であり、食べ頃の目安となる。

下処理

皮付近に栄養や芳香成分が多いため、可能であれば皮ごと食すのが望ましい。酸化による褐変を防ぐには、切った後に1%程度の薄い塩水、またはレモン汁、砂糖水にくぐらせるのが効果的である。加熱調理の際は、品種により煮崩れしやすいもの(ふじ、つがる等)と崩れにくいもの(紅玉、グラニースミス等)を使い分ける。

保存方法

乾燥を防ぐためポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室(0〜5°C)で保存するのが最適。リンゴは成熟を促す「エチレンガス」を放出するため、他の野菜や果物と一緒に保存するとそれらの劣化を早めてしまう。必ず袋の口をしっかり閉じて隔離して保存する。

時期・特徴

国内分布

青森県(全国の約6割)、長野県、岩手県、山形県、福島県など。

時期

8月下旬から11月頃が収穫期。CA貯蔵(空気成分を調整した貯蔵法)技術の向上により、主力品種の「ふじ」などはほぼ通年流通する。

栄養

カリウム、ペクチン(食物繊維)、リンゴ酸を豊富に含む。果皮には抗酸化作用のあるリンゴポリフェノール(プロシアニジンなど)が含まれており、生活習慣病の予防が期待される。

特徴

世界に数千、日本国内でも約2,000種以上の品種が存在するとされるバラ科の代表的果樹。生食用は「ふじ」に代表される甘みと酸味のバランスが良いものが好まれ、製菓・調理用には酸味と香りが強く、加熱しても質感が残りやすい品種が選ばれる。

品種・由来

  • 品種名:ふじ、つがる、ジョナゴールド、王林、陸奥、紅玉(ジョナサン)、シナノスイート、秋映、シナノゴールド、ぐんま名月
  • 分類:バラ科リンゴ属
  • 学名:Malus domestica Borkh.

由来

中国語で小さなリンゴを指す「林檎(リンチィン)」が語源。平安時代以前は和名で「利宇古宇(りうこう)」などと呼ばれ、これが転じて「リンゴ」となったとされる。

伝来

日本には古くから「和リンゴ(林檎)」が存在したが、現在流通している「西洋リンゴ」は1871年(明治4年)に開拓使によってアメリカから導入された苗木が始まりである。その後、青森県や長野県を中心に定着し、日本独自の選抜や交配が進んだ。

歴史背景

原産地は中央アジアのカザフスタン近辺とされる。ヨーロッパでは4000年前の遺跡から化石が発見されており、ギリシャ神話や聖書にも象徴的な果実として登場する。17世紀に北アメリカへ伝わり、19世紀以降に世界中で爆発的に品種改良が行われた。

備考

「ふじ」は日本で誕生した品種でありながら、その貯蔵性の高さと食味の良さから現在では世界で最も生産されている品種となっている。蜜入りリンゴは完熟の証であるが、収穫から時間が経つと蜜が果肉に吸収され、食感が低下(ボケる)しやすいため注意が必要。

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