豆乳

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選び方・調理法

選び方

JAS規格(日本農林規格)に基づき、「紀元前無調整豆乳」「調整豆乳」「豆乳飲料」から用途に合わせて選ぶ。料理には、大豆と水のみで作られ大豆固形分が8%以上の「無調整豆乳」が最も適している。飲用や菓子作りには、少量の糖類や塩を加えて飲みやすくした「調整豆乳」も用いられる。大豆の風味が豊かで、液色が濁りのない白〜淡黄色を呈するものが良品とされる。

下処理

加熱する際、沸騰させるとタンパク質が凝固して分離したり、表面に膜(湯葉)が張ったりするため、弱火でゆっくりと温める。酸(レモン汁や酢)や塩分、凝固剤(にがり)に反応して固まる性質があるため、スープやソースにする場合は火加減と投入タイミングに留意する。

保存方法

未開封のロングライフ紙パック製品は常温保存が可能(直射日光・高温を避ける)だが、開封後は空気中の雑菌の影響を受けやすいため、必ず冷蔵庫で保存し、2〜3日以内を目安に使い切る。自家製や「生豆乳」として販売されているものはさらに傷みが早いため、当日中の消費が望ましい。

時期・特徴

国内分布

全国。原料の大豆は北海道、九州、北関東などが主な産地である。

時期

通年。

栄養

植物性タンパク質が豊富で、牛乳と同程度の含有量ながら脂質は約半分である。コレステロールを含まず、抗酸化作用のある大豆サポニン、骨の健康を助ける大豆イソフラボン、脳の活性化に寄与するレシチン、鉄分などを豊富に含む。

特徴

大豆を水に浸して磨り潰し、煮た後に漉して作られる液体。乳糖を含まないため、乳糖不耐症の人でも安心して摂取できる。独特の青臭さ(青味)は、大豆に含まれる酵素(リポキシゲナーゼ)によるものだが、近年の加工技術向上や品種改良により、非常にまろやかで雑味のないものが主流となっている。

品種・由来

品種・分類

  • 品種名:無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料
  • 分類:豆類加工品
  • 学名:Glycine max(原料:ダイズ)

由来

大豆を煮出した「汁」であることを指す。豆腐の製造工程において、煮た大豆を漉して「おから」と分離した際に得られる液体そのものである。

伝来

豆腐の製法とともに、奈良時代から平安時代にかけて中国(唐)から僧侶らによって伝えられたとされる。精進料理の普及とともに、寺院や上流階級の間で親しまれるようになった。

歴史背景

中国では紀元前2世紀頃、前漢の淮南王・劉安が豆腐とともに発明したという伝説がある。日本では長らく豆腐製造の工程で生まれる中間製品であったが、1970年代後半に無菌充填技術(ロングライフパック)が普及したことや、健康志向の高まりにより、そのまま飲用するスタイルが全国的に定着した。

備考

豆乳に塩化マグネシウム(にがり)などの凝固剤を加えると豆腐になり、加熱して表面にできた膜を掬い取ると湯葉になる。和洋中を問わず、牛乳の代用品やコク出しのベースとして、グラタン、鍋物、ソース、デザートなど幅広く活用される。

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