選び方・調理法
選び方
表面の揚げ色が均一で、ハリと弾力があるものを選ぶ。古いものは油が酸化して臭いが出たり、表面がベタついたりするため、製造日が新しく、パック内に余分な水分(ドリップ)が出ていないものが良品である。
下処理
そのままでも調理可能だが、熱湯を回しかけるか、さっと茹でて「油抜き」をすることで、油臭さが抜けて味の含みが良くなる。カリッとさせたい焼き物などの場合は、表面の水分をしっかり拭き取ってから調理する。
保存方法
冷蔵庫で保存する。油を使用しているため酸化しやすく、表示されている賞味期限内に使い切るのが基本である。使い残した場合は、表面の水分を拭き取ってからラップでぴっちりと包み、密閉容器に入れて冷蔵し、翌日には消費する。
時期・特徴
国内分布
全国各地。
時期
通年。
栄養
木綿豆腐を濃縮して揚げているため、通常の豆腐よりもタンパク質、カルシウム、鉄分が豊富である。特にカルシウムは木綿豆腐の約2倍〜3倍含まれる。油で揚げている分、脂質とエネルギーは高めだが、満足感の強い食材である。
特徴
水切りした木綿豆腐を厚めに切り、高温の油で揚げたもの。表面のみを油で揚げ、内部に豆腐の質感を残していることから「生揚げ(なまあげ)」とも呼ばれる。油のコクと香ばしさが加わっているため、煮物では出汁をよく吸い、焼き物や炒め物では主菜としてのボリューム感が出る。
品種・由来
- 品種名:厚揚げ、生揚げ、絹厚揚げ(絹ごし豆腐を使用)
- 分類:豆類加工品(豆腐加工品)
- 学名:―
由来
名称は「厚く切った豆腐を揚げたもの」という形態に由来する。中まで火が通った「油揚げ(薄揚げ)」に対し、内部が豆腐の状態であるため「生揚げ」と呼んで区別される。
伝来
詳細な時期は不明だが、豆腐が一般庶民に普及した江戸時代には、すでに代表的な豆腐の二次加工品として存在していた。1782年刊の『豆腐百珍』にも、揚げ豆腐を用いた料理が多数紹介されている。
歴史背景
精進料理において肉の代用品(もどき料理)として重要なタンパク源となってきた歴史がある。古くは各家庭や地域の豆腐店で作られる鮮度の高い食材であったが、現在はパック技術の向上により、絹ごし豆腐を用いた「絹厚揚げ」など食感のバリエーションも増えている。
備考
主な料理例:
煮物(炊き合わせ)、煮浸し、田楽、炒め物、ステーキ、網焼きなど。
地方により形状に差があり、関東では長方形や正方形、関西では三角形にカットされたものも多く見られる。

