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サフラン

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選び方・調理法

選び方

糸状の形態(ホール)を保ち、色が濃い赤褐色(エンジ色)で、折れが少なく香りが強いものを選ぶ。先端が太く、黄色い部分(花柱)が混じっていないものが最高級品とされる。粉末状のものは、他植物の混入や着色料の使用など品質にばらつきがあるため、信頼できるメーカーのものを選ぶか、ホールを購入して使用直前に砕くのが望ましい。

下処理

独特の黄金色と香りを引き出すため、ぬるま湯や白ワイン、ストックなどに浸して15〜30分ほど置き、色と香りを抽出してから料理に加える。乾燥したまま乾煎りして香りを立たせてから、手で細かく砕いて使用する方法もある。

保存方法

非常に光に弱く、退色・変質しやすいため、遮光性の高い密閉容器に入れ、高温多湿を避けた冷暗所(または冷蔵庫)で保存する。

時期・特徴

国内分布

大分県竹田市が国内最大の産地(国内流通の大部分を占める)。輸入品はイラン、スペイン、ギリシャ、インド(カシミール地方)などが主である。

時期

乾燥品として通年流通。収穫時期は10月下旬から11月中旬の短期間に限られる。

栄養

主な成分は着色成分のクロシン(水溶性カロテノイド)、苦味成分のピクロクロシン、芳香成分のサフラナールである。一度の使用量が極めて微量なため、一般的な栄養素としての期待値は低いが、古来より鎮静、鎮痛、通経作用、血行促進などの薬理効果があると考えられてきた。

特徴

アヤメ科の多年草であるサフランの花から、1つにつき3本しかない雌しべを、開花直後に手作業で抜き取り乾燥させたもの。1gのサフランを得るために150個前後の花が必要とされるため、世界で最も高価なスパイスとして知られる。水に溶けると鮮やかな黄色を呈し、特有の収斂味(しゅうれんみ)を伴う上品な芳香を放つ。

品種・由来

  • 品種名:サフラン
  • 分類:アヤメ科クロッカス属
  • 学名:Crocus sativus L.

由来

アラビア語で「黄色」を意味する「ザアファラン(za’faran)」に由来するとされる。

伝来

日本には江戸時代(19世紀初頭)に、長崎経由で薬用(生薬)として伝来した。1886年(明治19年)に神奈川県で本格的な栽培が試みられ、その後1903年(明治36年)に大分県竹田市へ伝わり、独自の「室内採花」という栽培技術が確立されて産地化した。

歴史背景

紀元前の古代ギリシャやエジプト、ローマ時代から、染色用、香料、薬用、食用として珍重されてきた。クレオパトラが化粧水として用いた、あるいは中世ヨーロッパでペストの治療薬として扱われたなどの逸話も多い。調理への利用は古く、千年以上前のペルシャ料理の記録にも見られる。

備考

別名:薬用サフラン、番紅花(ばんこうか)

主な用途:ブイヤベース(フランス)、パエリア(スペイン)、リゾット・アッラ・ミラネーゼ(イタリア)、サフランライス、サフランティーなど。

※注意:子宮収縮作用があるとされるため、妊娠中の方は多量摂取を控える必要がある。

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