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ナツメグ

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選び方・調理法

選び方

粉末(パウダー)は香りが揮発しやすいため、製造日が新しく密閉性の高いものを選ぶ。より芳醇な香りを求める場合は、種子そのままの「ホール」を購入し、使用する直前におろし金で削るのが最善である。

下処理

ひき肉料理(ハンバーグ、ミートローフ等)の練り込み段階で加えるのが一般的。加熱することで独特の甘い香りが立ち、肉の臭みを抑える効果がある。また、乳製品の臭み消しや野菜の甘味引き出しにも有効。

保存方法

湿気を避け、直射日光の当たらない冷暗所で保存する。香りが非常に移りやすいため、他のスパイスとは別の密閉容器に入れることが望ましい。

時期・特徴

国内分布

インドネシア(モルッカ諸島原産)、グレナダ、スリランカなどからの輸入品が主流。

時期

乾燥品として通年流通。

栄養

精油成分としてミリスチシン、ピネン、カンフェン、サフロールなどを含む。漢方では「肉荳蔲(ニクズク)」と呼ばれ、健胃、整腸、下痢止めなどの生薬として利用される。

特徴

常緑高木ニクズクの種子の仁(じん)の部分。果実が熟して割れると、鮮やかな赤色の仮種皮(メース)に包まれた黒い種子が現れる。この種子の殻を割り、中の仁を乾燥させたものがナツメグである。刺激的ながらも甘い芳香と、ほのかにほろ苦い風味が特徴。

品種・由来

  • 品種名:ナツメグ(ニクズク)
  • 分類:ニクズク科ニクズク属
  • 学名:Myristica fragrans Houtt.

由来

英語の「Nutmeg」は、ラテン語の「nux(クルミ)」と「muscus(麝香:じゃこう)」が合わさった言葉に由来する。和名および中国名の「肉荳蔲(ニクズク)」は、その形状や香りから名付けられた。

伝来

6世紀頃にはアラビア商人を通じてヨーロッパへ伝わっていた。日本へは江戸時代、19世紀半ばにオランダ船等によって長崎へ伝来したとされる。

歴史背景

大航海時代、クローブと並んで非常に高価なスパイスとして扱われ、ヨーロッパ列強による産地(モルッカ諸島)の争奪戦が繰り広げられた歴史を持つ。当時は金と同等以上の価値を持つほど貴重な貿易品であった。

備考

別名:ニクズク(肉荳蔲)。

主な用途:ハンバーグ、コロッケ、ロールキャベツ、ホワイトソース(グラタン)、エッグノッグ、クッキー、ケーキなど。

※注意:ミリスチシン等による中毒症状(幻覚、麻痺、頻脈など)の恐れがあるため、一度に多量(5g以上が目安)を摂取することは避ける。通常の料理に使用する量(数g以下)では問題ない。

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