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オールスパイス/ピメント

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選び方・調理法

選び方

ホール(粒)の場合は、色が均一な濃褐色で、粒が揃っており表面に粉を吹いていないものを選ぶ。パウダーの場合は香りが揮発しやすいため、製造日が新しく、密閉性の高い容器に入ったものを選ぶ。

下処理

ホールで使用する場合は、煮込み料理などにそのまま加え、供する前に取り出す。香りをより引き出したい場合は、使用直前にすり鉢やスパイスミルで粉砕する。パウダーは練り込みや仕上げの振りかけに適している。

保存方法

湿気と直射日光を避け、冷暗所で密閉保存する。パウダーは特に香りが飛びやすいため、開封後は早めに使い切るのが望ましい。

時期・特徴

国内分布

熱帯植物のため日本国内での商業栽培はほぼなく、流通品のほとんどがジャマイカ、メキシコ、グアテマラなどの輸入品である。特にジャマイカ産が高品質とされる。

時期

通年(乾燥品として流通)。

栄養

香気成分の主成分はクローブにも含まれる「オイゲノール」。これには強力な抗酸化作用や抗菌作用、消化促進作用があるとされる。

特徴

フトモモ科の常緑高木の未熟な果実を乾燥させたもの。シナモン、クローブ、ナツメグを合わせたような複雑な芳香を持つことからその名がついた。混合スパイス(ミックススパイス)と誤解されやすいが、単一の植物からなるスパイスである。肉料理の臭み消しから製菓、ピクルス、加工肉(ソーセージ)の風味付けまで用途が非常に広い。

品種・由来

  • 品種名:オールスパイス
  • 分類:フトモモ科オールスパイス属
  • 学名:Pimenta dioica

由来

17世紀、イギリス人が「複数のスパイスを混ぜ合わせたような香りがする」として「Allspice(オールスパイス)」と命名した。別名の「ピメント」は、スペイン語で胡椒を意味する「Pimiento」に由来する。

伝来

15世紀末にコロンブスがジャマイカで発見し、当初は「胡椒」と誤認して持ち帰った。日本には明治時代以降に西洋料理の普及とともに本格的に導入された。

歴史背景

原産地の中米では、古代マヤ文明において遺体の防腐処理や薬用として利用されていた歴史がある。ヨーロッパへ伝わった後は、肉の保存や味付けに欠かせない高級スパイスとして珍重された。現在もジャマイカ料理の「ジャークチキン」には欠かせない主役のスパイスである。

備考

和名では「三香子(さんこうし)」や「百味胡椒(ひゃくみこしょう)」とも呼ばれる。肉料理のほか、ケチャップやソース類の原料、またドーナツやパンプキンパイなどの菓子類にも多用され、料理の奥行きを出すのに極めて有用なスパイスである。

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