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サンショウ

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選び方・調理法

選び方

葉(木の芽)は色が鮮やかで香りが強く、折れや黒ずみのない瑞々しいものを選ぶ。実は粒が揃っており、色が鮮明なものが良品。乾燥粉末は香りが飛びやすいため、製造日が新しく密閉性の高いものを選ぶ。

下処理

実はアクが強いため、たっぷりの湯で指で潰れる程度まで茹でた後、水にさらしてアクを抜く。料理に応じて、種を取り除いてから使用する場合もある。木の芽は手のひらで軽く叩く(叩き木の芽)ことで細胞が壊れ、香りが引き立つ。

保存方法

木の芽は湿らせたペーパータオルに包み、密閉容器に入れて冷蔵保存する。実は下処理後に冷凍保存が可能。乾燥品(粉末・粒)は、香りと辛味を保つため直射日光と湿気を避け、冷暗所で保存する。

時期・特徴

国内分布

北海道から屋久島まで日本全国の山野に自生するほか、和歌山県(ぶどう山椒)や兵庫県(朝倉山椒)などで広く栽培されている。

時期

木の芽(若葉):3月〜5月(施設栽培品は通年)。

青山椒(未熟果):5月〜6月。

実山椒(完熟果):7月〜9月。

栄養

辛味成分であるサンショオール、サンショアミドには、内臓器官の働きを活発にし、消化を助ける作用があるとされる。また、芳香成分のシトロネラールやリモネン等には、食欲増進や減塩効果が期待できる。

特徴

日本原産の代表的な香辛料。柑橘類と同じミカン科に属し、爽やかな香りと舌が痺れるような特有の辛味が特徴である。成長段階に合わせて、芽、花、未熟果、完熟果、皮と、ほぼ全ての部位が食用・薬用・資材として利用される。

品種・由来

  • 品種名:アサクラサンショウ、ブドウザンショウ、ヤマアサクラザンショウ、リュウジンザンショウ、フユザンショウ
  • 分類:ミカン科サンショウ属
  • 学名:Zanthoxylum piperitum (L.) DC.

由来

古くは「ハジカミ」と呼ばれていた。実が熟すと「はぜる(裂ける)」ことや、口の中が「はじける」ような刺激があることに由来するとされる。後にショウガと区別するため、山に自生し、実が「椒(小さく芳しい粒)」であることから「山椒」の名が定着した。

伝来

日本原産。縄文時代の土器から実が発見されるなど、古くから食用や薬用として利用されてきた歴史を持つ。

歴史背景

世界に約250種存在するサンショウ属の中でも、日本原産の種は特に香りが高い。中国で「花椒(ホアジャオ)」として使われるカホクザンショウ(Zanthoxylum bungeanum)とは別種であり、日本の山椒はより繊細で爽やかな香りを特徴とする。

備考

別名:ハジカミ、ヤマサンショウ

主な用途:木の芽(吸い物、木の芽和え、田楽)、青山椒(ちりめん山椒、佃煮、煮物)、粉山椒(鰻の蒲焼、七味唐辛子の原料)。

その他:材は緻密で硬く、また解毒作用があると考えられたことから、古くよりスリコギ棒の最高級材として重用されている。

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