選び方・調理法
選び方
葉に張りと光沢があり、緑色が濃く鮮やかなものを選ぶ。黒い斑点が出ているものや、しおれているもの、茎の切り口が茶色く変色しているものは鮮度が落ちているため避ける。
下処理
水洗いした後は、香りを損なわないようキッチンペーパーなどで優しく、かつ完全に水気を拭き取る。金属製の包丁で細かく刻むと切り口から酸化して黒ずみやすいため、手でちぎるか、よく研いだ包丁で手早く切るのが望ましい。
保存方法
低温に弱く、冷蔵庫(特に5℃以下)に入れると低温障害で葉が黒変するため、コップに水をさして常温で保存するのが基本。長期保存する場合は、ペースト状(ジェノベーゼ)にするか、オリーブオイル漬け、あるいは乾燥させて保存する。
時期・特徴
国内分布
千葉県、愛知県、茨城県、大分県など全国各地で栽培。
時期
露地栽培の旬は7月〜10月。ハウス栽培により通年流通している。
栄養
$ beta $-カロテンやビタミンK、カルシウムを豊富に含む。香気成分のリナロールやオイゲノール、シネオール等には、鎮静作用、抗酸化作用、消化促進作用、殺菌作用がある。
特徴
イタリア料理を象徴するハーブ。シソ科の一年草で、和名をメボウキ(目箒)という。甘く爽やかで、かつ力強い芳香が特徴。特にトマトやオリーブオイル、チーズとの相性が極めて良く、加熱しすぎると香りが飛ぶため、仕上げに加えることが多い。
品種・由来
- 品種名:スイートバジル、ジェノベーゼ、ダークオパール(紫)、レモンバジル、ホーリーバジル
- 分類:シソ科メボウキ属
- 学名:Ocimum basilicum L.
由来
英語の「Basil」は、ギリシア語で「王」を意味する「basileus」を語源とし、「王家にふさわしい高貴な香り」という意味が込められているとされる。和名の「メボウキ」は、水に浸してゼリー状になった種子で目を洗浄したことに由来する。
伝来
熱帯アジア、インド原産。ヨーロッパにはアレクサンドロス大王の遠征によって伝わったとされる。日本には江戸時代(18世紀)頃、中国から薬用(生薬)として伝来した。
歴史背景
インドでは「神に捧げるハーブ(ホーリーバジル)」として神聖視され、古くから不老長寿の薬草として重用されてきた。イタリアをはじめとする地中海沿岸諸国へ伝わると、食文化に深く浸透し、16世紀以降はヨーロッパ全域、そしてアメリカへと広がった。
備考
主な用途:カプレーゼ(サラダ)、ピッツァ・マルゲリータ、ジェノベーゼソース、ガパオライス(ホーリーバジル使用)。
※注意:乾燥バジルは生のものと香りの質が大きく変わるため、料理によって使い分ける必要がある。

