三温糖

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選び方・調理法

選び方

湿気を吸って固まっていない、サラサラとした状態のもの。色が均一で、特有の香ばしい香りがするものを選ぶ。上白糖と同様に長期保存が可能なため、通常は賞味期限の記載がない。

下処理

しっとりとした質感で固まりやすいため、使用前に手やスプーンで軽くほぐす。照りを出したい煮物や、コクを加えたい煮込み料理にはそのまま投入して溶かす。

保存方法

乾燥すると硬く結晶化し、湿気が多いとベタつくため、密閉容器に入れて常温で保存する。上白糖やグラニュー糖以上に周囲の臭いを吸収しやすいため、洗剤や芳香剤などの近くには置かないよう注意する。

時期・特徴

国内分布

原料となるテンサイ(北海道)やサトウキビ(沖縄・鹿児島)から、全国各地の精糖工場で製造される。日本独自の砂糖であり、主に国内で流通している。

時期

通年。

栄養

成分の約$96%$以上がショ糖。上白糖と比較すると、製造過程で濃縮されたミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム等)をわずかに含むが、摂取量から換算すると栄養学的に大きな差があるとは言い難い。

特徴

精製糖(分蜜糖)の一種。糖液から白砂糖やグラニュー糖を取り出した後の残った液を、さらに煮詰めて結晶化させる作業を繰り返して作る。この加熱工程でカラメル化反応(メイラード反応)が起き、独特の黄褐色と香ばしいコクが生まれる。上白糖よりも甘味を強く感じやすく、和食の煮物、佃煮、照り焼きなどに適している。

品種・由来

  • 品種名:三温糖
  • 分類:精製糖(車糖)
  • 学名:Saccharum officinarum(サトウキビ) / Beta vulgaris(テンサイ)

由来

糖液を煮詰める工程(「温」と呼ぶ)を三度繰り返して作られたことから「三温」の名がついたとされる。実際には三度以上繰り返されることも多い。

伝来

日本独自の精糖プロセスを経て誕生した砂糖である。江戸時代から明治時代にかけて、精糖技術の向上とともに、残った糖蜜を有効活用する中で定着した。

歴史背景

かつては精糖の最終段階で得られる副産物的な立ち位置であったが、その強いコクと風味が和食の味付けに合致したため、日本国内で広く普及した。欧米の「ブラウンシュガー」とは製法が異なり、日本特有の調味料としての側面が強い。

備考

色が茶色いため「未精製糖(黒砂糖など)」と混同されやすいが、実際には上白糖などと同じ精製糖の仲間である。カラメル色素を添加して色を調整している製品も存在する。

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