ゴレンシ(スターフルーツ)

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選び方・調理法

選び方

表面にツヤと張りがあり、果実がふっくらとして重みがあるものを選ぶ。稜(山状に突き出した部分)の縁が茶色く色づき始めたものは、熟成が進み甘みが増しているサイン。未熟なものは全体が緑色で酸味が強く、熟すにつれて鮮やかな黄色へと変化する。

下処理

水洗い後、稜の角(縁の部分)は食感が硬く、渋みを感じることがあるため、ピーラーや包丁で薄く削ぎ落とす。その後、星形になるよう横方向に輪切りにするのが一般的。種がある場合は取り除く。

保存方法

未熟な果実(緑色):追熟させるため、乾燥を防ぐポリ袋に入れて室温で保存する。全体が黄色くなり、香りが強まれば食べ頃。

完熟した果実(黄色):ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する。2〜3日を目安に早めに食べ切る。

時期・特徴

国内分布

沖縄県が主な産地。宮崎県、鹿児島県(奄美群島など)でもわずかに栽培されている。海外では東南アジア、台湾、中国南部、ブラジル、フロリダなどで広く栽培される。

時期

沖縄県産は主に9月〜11月と1月〜3月の年2回、収穫のピークを迎える。輸入物(主に台湾産など)は通年流通する。

栄養

抗酸化作用のあるビタミンCや、体内の塩分排出を助けるカリウム、整腸作用のある食物繊維を含む。特筆すべき成分として、強い酸味のもとである「シュウ酸」が含まれる。

特徴

断面が完璧な五角の星形になる唯一無二の形状が特徴。果肉はシャリシャリとした梨に近い食感で、非常に多汁。風味はマスカットやリンゴを思わせる爽やかな甘酸っぱさがある。生食のほか、サラダのトッピング、ジャムやピクルス、料理の付け合わせに重宝される。

品種・由来

  • 品種名
  • 品種名:美ら星(沖縄県選抜種)、密桃(ピットウ)、白糸桃(ベイシトウ)、酸桃(スントウ)、アークリン、Dah Pon
  • 分類:カタバミ科ゴレンシ属
  • 学名:Averrhoa carambola L.

由来

和名の「ゴレンシ(五斂子)」は、5つの稜がある実を意味する中国名に由来する。英名の「スターフルーツ」は、その断面の形状から名付けられた。

伝来

日本には明治時代初期に導入されたとされるが、家庭用や贈答用として本格的に沖縄県などで栽培・流通が盛んになったのは昭和後期以降である。

歴史背景

原産地はマレー半島からモルッカ諸島にかけての熱帯アジアとされる。古くからアジア各地で栽培され、18世紀には熱帯アメリカへも導入された。観賞価値も高いため、熱帯地方では庭木としても親しまれている。

備考

【重要】 本種はシュウ酸を多く含み、さらに腎機能障害がある人が摂取すると神経毒性(カリムボキシン)による重篤な中毒症状を引き起こす恐れがある。「慢性腎不全」などの持病がある方は摂取を控える必要がある。

本原稿の校正・加筆が完了しました。次に編集・補完が必要な食材がございましたら、いつでもお知らせください。

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