グァバ/バンジロウ

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選び方・調理法

選び方

丸みがあり、手に持ったときに重量感があるもの。果皮に傷や変色がないものがよい。強い甘い香りを放ち、果皮が黄緑色から黄色に色づき、少し弾力が出てきたものが食べ頃とされる。

下処理

表面をよく水洗いする。皮ごと食べられるが、口当たりを良くしたい場合は皮を剥く。果肉の中心部にある種は非常に硬く、そのまま飲み込む食べ方もあるが、噛み砕くと歯を痛める恐れがある。気になる場合はくし形に切って種を含む中心部を切り落とすか、ミキサーにかけて裏ごしし、ピューレ状にして使用するのが一般的である。

保存方法

果皮が濃い緑色で硬い未熟なものは、常温に置いて追熟させる。完熟して香りが強くなったものは、乾燥を防ぐためポリ袋などに入れ冷蔵庫の野菜室で保存し、風味が落ちる前に数日内で早めに食べきる方がよい。冷やしすぎると傷みやすくなるため注意する。

時期・特徴

国内分布

主に沖縄県、鹿児島県(奄美群島など)、東京都(小笠原諸島)で栽培されている。※原稿にあった「生果の多くは海外からの輸入品」は事実誤認のため修正。ミバエ類などの害虫侵入を防ぐ植物防疫法の観点から、生鮮果実の輸入は一部地域を除き厳しく制限されており、国内に流通する生果の大部分は国内産である(加工用ピューレなどは輸入品が多い)。

時期

国産の生果の旬は主に8月~11月頃。

栄養

ビタミンCが非常に豊富で、レモン果実の数倍含まれるとされる。カリウム、ナイアシン、葉酸、食物繊維も多い。赤肉種(ピンクグァバ)の果肉には、抗酸化作用のあるリコピンやβ-カロテンが含まれている。

特徴

果実の大きさは5~10cm程度で、球形、卵形、洋梨形など品種によって様々。果皮は未熟時は緑色で、熟すと黄緑や黄色になる。果肉の色には白、ピンク、赤、黄色がある。未熟果には強い渋みや酸味があるが、完熟すると特有のトロピカルな甘い香りを放つ。食感は、リンゴのようにサクサクしたものや、熟してねっとりと柔らかくなるものなど、品種により異なる。

品種・由来

  • 品種名:沖縄在来、ビューモント、ビューモントレッド、デットワイラー、カウアクラ、メキシカンクリーム、ルビー、ホワイトシードレスなど
  • 分類:フトモモ科バンジロウ属
  • 学名:Psidium guajava L.

由来

カリブ海地域の先住民(アラワク族など)の言葉でこの植物を指す「guayabo」がスペイン語に取り入れられ、英語の「guava」になったとされる。和名の「バンジロウ(蕃石榴)」は、外来(蕃)のザクロ(石榴)に似た実をつけることに由来するとされる。

伝来

日本へは江戸時代末期から明治時代にかけて、あるいは大正初期に、ハワイや台湾などを経由して沖縄県や鹿児島県南部、小笠原諸島などに導入されたと言われている。

歴史背景

原産地の熱帯アメリカでは紀元前から食用にされていたと推定される。大航海時代の16~17世紀にスペイン人やポルトガル人によって東南アジアや世界各地の熱帯・亜熱帯地域へ伝播し、広く栽培されるようになった。

備考

果実だけでなく、葉には特有のポリフェノール(グァバ葉ポリフェノール)が含まれており、糖の吸収を穏やかにする作用があるとして、乾燥させて「グァバ茶」として広く利用されている(国内では特定保健用食品にも利用されている)。

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