カムカム

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選び方・調理法

選び方

日本国内では植物検疫の関係で生鮮果実の流通はなく、冷凍果汁(パルプ)、ピューレ、乾燥パウダー、ジュースなどの加工品として流通している。

加工品を選ぶ際は、鮮やかなピンク色を保っているもの(酸化が進んでいないもの)や、香料・着色料などが無添加のものを選ぶと本来の風味と栄養価を活かせる。

下処理

生鮮流通がないため、下処理は不要。

パウダーや果汁を使用する場合、ビタミンCは加熱に弱いため、加熱調理の仕上げに加えるか、スムージーやドレッシング、デザートソースなど非加熱で使用するのが望ましい。酸味が非常に強いため、甘味を補うか少量ずつ使用して調整する。

保存方法

冷凍ピューレや果汁は、解凍後の劣化が早いため冷凍庫で保存し、使う分だけ解凍する。パウダーは湿気を吸いやすいため、密閉容器に入れて冷暗所または冷蔵庫で保存する。

時期・特徴

国内分布

国内での商業的な栽培・生産は行われておらず、全量が輸入されている(主にペルー産)。

時期

通年(加工品として)。

※原産地(ペルーのアマゾン川流域)での収穫時期は雨季にあたる12月~3月頃。

栄養

ビタミンCの含有量が果物の中で世界最高レベルとされ、アセロラの約2倍、レモンの約60倍とも言われる。その他、ポリフェノール(エラグ酸、アントシアニンなど)、ビタミンB群、ミネラルを含み、高い抗酸化作用が期待される。

特徴

アマゾン川流域の水辺に自生する常緑低木。果実は直径2cmほどの球形で、完熟すると濃い赤紫色になる。果肉は酸味が強烈で、現地でも生食よりジュースやアイスクリームなどに加工して利用されるのが一般的。日本へは主に果汁やパウダーとして輸入され、健康食品や飲料、菓子原料として利用される。

品種・由来

  • 品種名:(特定品種の流通なし)
  • 分類:フトモモ科キブドウ属(ミルキアリア属)
  • 学名:Myrciaria dubia

由来

水辺に落ちた果実を魚(パクー、タンバキなど)が好んで食べ、その種子を吐き出す際や噛み砕く際に発する音が「カカカ」「シャムシャム」「カムカム」と聞こえたことに由来すると伝えられている。

伝来

日本へは2000年代初頭、ビタミンCの豊富なスーパーフルーツとして飲料メーカーや大学の研究機関(東京農業大学など)を通じて紹介され、機能性飲料の原料として知名度が向上した。

歴史背景

原産地では古くから、果皮の苦味や強烈な酸味から食用としての利用頻度は低く、主に釣り餌や、鎮痛・強壮などの民間薬として利用されていた。1990年代以降、その卓越したビタミンC含有量が世界的に注目され、ペルー政府による輸出振興策もあり、特産品として商業栽培や輸出が拡大した。

備考

原産地では、増水期に水没しても生育できる特殊な生態を持つ。近年は乱獲防止や安定供給のため、プランテーション栽培も行われている。

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