モモ

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選び方・調理法

選び方

形が左右対称に整い、縦の割れ目(縫合線)が浅いものが良品。全体に産毛があり、香りが強いものを選ぶ。果皮の着色は品種によるが、一般に白桃系は地色が乳白色で、着色部に白い斑点(果点)が出ているものは糖度が高い傾向にある。

下処理

生食の直前に洗って産毛を落とす。皮は手で剥ける熟度のものもあるが、丁寧に行う場合は湯むき(沸騰した湯に十数秒くぐらせ、氷水に取る)が有効。酸化による変色が早いため、カット後は速やかにレモン汁や塩水、シロップ等に浸して空気を遮断する。

保存方法

完熟前は風通しのよい常温で追熟させる。食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やすのが最も美味とされる。長期間の冷蔵は低温障害により甘みが感じにくくなり、果肉が茶変・硬質化(水浸状)するため、ポリ袋に入れて乾燥を防ぎつつ野菜室で保存し、早めに消費する。

時期・特徴

国内分布

山梨県、福島県、長野県、和歌山県、岡山県、山形県など。

時期

6月下旬から9月上旬。極早生種から晩生種までリレー形式で出荷され、最盛期は7月から8月にかけてとなる。

栄養

主成分は果糖などの糖質。水溶性食物繊維のペクチンが豊富で整腸作用が期待できる。カリウムを含み、体内の余分な塩分の排出を助ける。黄肉種にはβ-カロテン(プロビタミンA)が含まれる。

特徴

バラ科の落葉小高木。果肉の色により白肉種(白桃・白鳳系)と黄肉種(黄金桃など)に大別される。日本で主流の生食用は、果肉が緻密で果汁が多く、甘みが強いのが特徴。表面にうぶ毛があるものを「モモ」、毛がない変種を「ネクタリン」と呼ぶ。

品種・由来

  • 品種名:日川白鳳、白鳳、あかつき、浅間白桃、なつっこ、清水白桃、川中島白桃、ゆうぞら、黄金桃、まどか、さくら
  • 分類:バラ科サクラ属
  • 学名:Prunus persica (L.) Batsch

由来

諸説あるが、実がたわわに実ることから「百(もも)」、実が赤いことから「燃実(もえみ)」、表面の毛から「毛毛(もも)」、あるいは「真実(まみ)」から転じたという説などがある。

伝来

中国原産。日本には弥生時代には既に伝来しており、各地の遺跡から種子が発見されている。江戸時代までは薬用や観賞用、あるいは小ぶりな食用が主であった。現在のような大玉で甘い食用の品種は、明治時代に中国から導入された「上海水蜜桃」や「天津水蜜桃」を日本で改良したものである。

歴史背景

中国では古来より、桃は仙木(仙人の木)とされ、邪気を払い不老長寿をもたらす縁起の良い果実として尊ばれてきた。西王母の伝説や「桃源郷」という言葉にもその神聖さが現れている。ヨーロッパにはシルクロードを経てペルシャ経由で伝わったため、学名のpersica(ペルシャの)の語源となった。

備考

3月3日の「桃の節句(ひな祭り)」は、旧暦のこの時期に桃の花が咲くことと、桃の持つ除厄の力にあやかった風習である。また、古くから葉を風呂に入れる「桃の葉湯」は、あせもや湿疹などの皮膚トラブルに対する民間療法として親しまれている。

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