メロン

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選び方・調理法

選び方

形が整った円錐または球状で、ネット系の場合は網目が細かく均等に盛り上がっているもの。手に持ったときに重量感があり、下部(花落ち)を軽く押して弾力を感じるものが食べ頃。叩いた際に「ボコボコ」と低い音が響くものは熟成が進んでおり、「カンカン」と高い音がするものは未熟。ヘタが枯れ始めて細くなっているものは、糖度が乗り、熟している目安となる。

下処理

食べる直前に縦半分に切り、スプーンで種とワタを取り除く。ワタの周辺は最も甘みが強いため、果汁を逃さないように注意する。皮に沿ってナイフを入れ、一口大に切り分けるのが一般的。生ハムを添える「メロン・エ・プロシュート」のように、塩味のある食材と合わせると甘みがより引き立つ。

保存方法

完熟前は直射日光を避けた常温(20~25℃)で追熟させる。食べる1〜2時間前に冷蔵庫(5〜10℃)で冷やすのが、最も香りと甘みを強く感じる適温。冷やしすぎると甘みを感じにくくなるため注意する。カットしたものは切り口をラップで密閉し、冷蔵保存で2日以内に食べきる。

時期・特徴

国内分布

茨城県が生産量日本一を誇る。次いで熊本県、北海道、山形県、静岡県などが主要産地。特に静岡県は高級温室メロンの産地として知られる。

時期

温室栽培により通年流通しているが、露地・トンネル栽培品が増える4月〜8月が最盛期。特に5月〜7月にかけて最も出荷量が多く、旬を迎える。

栄養

カリウムの含有量が果物の中でもトップクラスで、体内の余分な塩分を排出し、むくみ解消や高血圧予防に効果的。赤肉種(クインシー、夕張メロンなど)はβ-カロテンを非常に多く含み、抗酸化作用が高い。また、アミノ酸の一種であるGABAを含み、ストレス緩和やリラックス効果が期待される。

特徴

ウリ科の果実で、果肉色(赤・青・白)と網目の有無(ネット・ノーネット)で分類される。ネットは果実の成長過程で皮が内側からの圧力に耐えきれず裂け、その修復痕として形成されるもの。代表的な「アールス・フェボリット」は、1本の木に1玉だけを残して栄養を集中させる「一木一果」栽培により、極上の甘みと芳香が作られる。

品種・由来

  • 品種名・分類・学名
  • 品種名:

ネット系:アールス・フェボリット(マスクメロン)、アンデス、クインシー、夕張キング、ルピアレッド

ノーネット系:プリンスメロン、ホームランメロン、ハニーデュー、マクワウリ

  • 分類:ウリ科キュウリ属
  • 学名:Cucumis melo L.

由来

英語の「melon」は、ギリシャ語で「りんごのような瓜」を意味する「melopepon」に由来する。「マスクメロン」の「マスク」は、麝香(ムスク)のような強い芳香があることから名付けられた。

伝来

日本には古くから「マクワウリ」として東洋系が伝わっていたが、西洋系の網メロンは明治時代に導入された。当初は日本の高温多湿な気候での栽培は困難を極めたが、静岡県を中心に温室栽培技術が発展し、大正から昭和初期にかけて高級果実としての地位を確立した。

歴史背景

原産地は東アフリカから中近東にかけての地域とされる。古代エジプトや古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに栽培の記録がある。日本では1960年代に登場した「プリンスメロン(マクワウリとカンタロープの交配種)」が大衆向けメロンとして爆発的に普及し、メロンが家庭の食卓に広まるきっかけとなった。

備考

未熟なうちに摘果されたものは「子メロン(摘果メロン)」と呼ばれ、浅漬けや粕漬けなどの漬物用食材として流通する。

メロンを食べた際に喉がイガイガすることがあるが、これは「ククミシン」というタンパク質分解酵素によるもので、熟しすぎた果実に多く見られる。

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