選び方・調理法
選び方
果皮の色が均一で濃く、ツヤがあるもの。ヘタが枯れずに青みが残っているものが新鮮。手に持ったときにずっしりと重みを感じるものは、果汁が豊富で糖度が高い傾向にある。
下処理
外皮(フラベド)が非常に薄いため、手で剥くことも可能だが、ナイフでカット(スマイルカットなど)するとより美しく供することができる。内皮(じょうのう膜)が極めて薄いため、袋ごとそのまま食せる。
保存方法
風通しのよい冷暗所で保存する。乾燥に弱いため、冷蔵保存する場合はポリ袋やラップで包み、野菜室に入れる。保存期間の目安は1週間から10日程度。
時期・特徴
国内分布
愛媛県が全国の生産量の多くを占める主産地。次いで佐賀県、長崎県、広島県、和歌山県などの温暖な地域で栽培されている。
時期
ハウス栽培: 12月下旬~2月頃
露地栽培: 2月~3月頃
旬のピークは2月から3月上旬にかけて。
栄養
ビタミンC、食物繊維のほか、β-クリプトキサンチンを豊富に含む。毛細血管を強くするとされるヘスペリジン(ビタミンP)も含まれており、健康維持への効果が期待される。
特徴
果実は200g~300gほどの大玉。果皮が非常に薄く、果肉がぎっしりと詰まっている。糖度が非常に高く、酸味とのバランスに優れる。芳醇な香りと、とろけるような食感から「柑橘の大トロ」と形容されることもある。枝に鋭い棘があるため、果実に傷がつきやすく、無傷の良品は高級贈答品として扱われる。
品種・由来
- 品種名:せとか
- 分類:ミカン科ミカン属(タンゴール類)
- 学名:Citrus reticulata ‘Setoka’
由来
育成地(長崎県口之津町)の近くにある「早崎瀬戸」の地名、瀬戸内地方での栽培が期待されたこと、そして優れた「瀬戸(せと)」の「香(か)」を放つことにちなんで命名された。
伝来
農林水産省果樹試験場口之津支場(現:農業・食品産業技術総合研究機構)において育成された日本固有の品種。
歴史背景
「清見(きよみ)」と「アンコール」を交配したものに、さらに「マーコット」を交雑して誕生。1984年に交配が行われ、系統名「口之津16号」として試験を重ねた後、2001年に品種登録された。
備考
最高級の柑橘として知られ、その品質の高さから「柑橘の女王」とも呼ばれる。栽培にはきめ細やかな管理が必要なため、希少価値が高い。

