レモン

Contents

選び方・調理法

選び方

果皮に張りとツヤがあり、色が均一なもの。手に取ったときに見た目以上の重みを感じるものは、皮が薄く果汁が豊富。端の「花跡」の部分が黒ずんでいるものや、皮が乾燥してブカブカしているものは避ける。

下処理

果汁を絞る際は、丸ごとの状態でまな板の上で転がすように圧力をかけると組織がほぐれて搾汁しやすくなる。皮を使用する場合は、ワックスや防カビ剤を除去するため塩でこすり洗いをする。芳香成分は黄色い部分(フラベド)にあるため、苦味の強い白い綿の部分(アルベド)が入らないよう薄く削ぐ。

保存方法

乾燥を防ぐため、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する。丸ごとの場合は2〜3週間ほど日持ちする。使いかけのものは切り口をラップで密閉し、数日以内に使い切る。長期保存には、果汁を絞って冷凍するか、スライスして重ならないようにラップに包んで冷凍するのが効率的である。

時期・特徴

国内分布

広島県(瀬戸田など)、愛媛県、和歌山県といった温暖な地域。輸入品はアメリカ、チリ、南アフリカなどが主。

時期

輸入品は通年安定して流通。国産の旬は12月〜3月頃だが、秋口には香りの強い「グリーンレモン」も出回る。

栄養

強力な還元作用を持つビタミンCが豊富。酸味の主成分であるクエン酸は、疲労物質の代謝を促し、鉄やカルシウムの吸収を助ける(キレート作用)働きがある。果皮には抗酸化作用のあるポリフェノールの「エリオシトリン」が含まれる。

特徴

ヒマラヤ原産の香酸柑橘。強い酸味と爽やかな香りが特徴で、生食よりも調味料や香り付けとして世界中で重宝される。輸入レモンにはポストハーベスト(収穫後農薬)が使用されていることが多いが、国産レモンは防カビ剤不使用のものが多く、皮まで利用しやすい。

品種・由来

  • 品種名:リスボン、ユーレカ、ビラフランカ、マイヤーレモン(※オレンジとの交雑種)、ジェノバ
  • 分類:ミカン科ミカン属
  • 学名:Citrus limon (L.) Burm.f.

由来

ヒンディー語の「limbu」がアラビア語の「laymūn」を経て、フランス語や英語の「lemon」になったとされる。

伝来

日本へは1873年(明治6年)に静岡県に伝わったのが最初とされる。その後、明治時代末期から大正時代にかけて広島県(瀬戸内地方)を中心に本格的な栽培が始まった。

歴史背景

インド北部(ヒマラヤ山麓)原産。12世紀頃にアラビア人によって地中海沿岸に伝えられ、その後スペインやイタリアで栽培が定着した。大航海時代にはライチやライム同様、船員の壊血病予防に不可欠な食材として世界中に広まった。

備考

欧米の俗語では、外見は良いが中身に欠陥がある(酸っぱくて食べられない)ことから、中古車や電化製品の「欠陥品」「ハズレ」を指す隠語として使われることがあるが、料理界においては脂っぽさを消し、素材の味を引き立てる万能な名脇役として不動の地位を築いている。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェア頂けると嬉しいです! I would appreciate if you could share!
Contents