選び方・調理法
選び方
下ぶくれの形でずっしりと重みがあり、香りが強いものを選ぶ。果皮が緑色のままでも熟している品種があるため、色だけでなく香りと下部の柔らかさを確認する。葉は濃い緑色で、枯れていないものが新鮮。
下処理
葉の部分と底を切り落とし、縦に4〜8等分にする。芯は硬いため切り落とすが、完熟したソフトパイン(スナックパイン等)は芯まで食べられる。タンパク質分解酵素ブロメラインを含むため、生食で大量に食べると口腔内に刺激を感じることがある。
保存方法
完熟して収穫されるため、購入後は早めに食べる。保存する場合は、逆さま(葉の方を下)にして置くと、お尻の方に溜まった糖分が全体に回りやすくなる。カットしたものはラップで密閉し冷蔵庫で保存する。
時期・特徴
国内分布
国内では沖縄県が主産地であり、鹿児島県の奄美諸島などでも栽培されている。輸入物はフィリピン産が大部分を占め、次いで台湾産などが流通する。
時期
輸入物は通年流通する。沖縄産は5月〜8月頃、台湾産は3月〜6月頃に旬を迎える。
栄養
ビタミンC、食物繊維、カリウム、マンガンが豊富。特有のタンパク質分解酵素「ブロメライン(ブロメリン)」を含み、消化を助ける働きがある。
特徴
約100〜200個の小さな果実が集まった「集合果」である。追熟(収穫後に甘くなること)はしない果実なので、購入時の鮮度が重要となる。ブロメラインの作用により、肉料理と一緒に摂取すると消化を促進する効果がある。
品種・由来
- 品種名:スムースカイエン、ボゴール(スナックパイン)、ピーチパイン(ソフトパイン)、サマープリンス、ゴールドバレル、台農17号(鳳梨)
- 分類:パイナップル科アナナス属
- 学名:Ananas comosus
由来
果実の形状が「松かさ(Pine)」に似ており、味が「リンゴ(Apple)」のように甘美であることから、16世紀中頃に英語で「Pineapple」と呼ばれるようになった。
伝来
日本へは1830年(文政13年)に小笠原諸島の父島に植えられたのが最初とされる。その後、明治時代に台湾から石垣島へ苗が導入され、本格的な栽培が始まった。
歴史背景
原産地はブラジル、パラグアイなど南米熱帯地方とされる。1493年、コロンブスの第2次探検隊がグアドループ島で発見し、ヨーロッパへ伝えた。その後、航海者の壊血病予防のビタミン源として世界各地の熱帯・亜熱帯地域に広まった。
備考
調理上の注意として、生のパイナップルをゼラチン(動物性タンパク質)に加えると、酵素の働きで凝固しなくなる。ゼリーを作る場合は、一度加熱して酵素を失活させるか、缶詰を使用する必要がある。対して、寒天やカラギナンは植物性多糖類のため、生でも固まる。

