アサイー

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選び方・調理法

選び方

日本国内では、生鮮果実の流通は検疫や鮮度保持の観点からほぼなく、主に冷凍ピューレ(パルプ)、粉末、ジュースなどの加工品として流通している。

料理やデザートに使用する場合、冷凍ピューレは「加糖タイプ(ガラナシロップ入りなど)」と「無糖タイプ(純度100%)」があるため、用途に合わせて表示を確認する。色が濃い紫色で、霜がつきすぎていないもの(温度変化を受けていないもの)を選ぶとよい。

下処理

冷凍ピューレは、使用直前に流水にさらして表面を少し溶かし、手で揉みほぐしてから開封すると使いやすい。完全に解凍すると分離や酸化が進むため、半解凍状態で使用するのが一般的である。

アサイー自体には甘みや酸味がほとんどないため、バナナ、イチゴなどのフルーツや、蜂蜜、ヨーグルトと合わせることで味が調いやすくなる。

保存方法

冷凍ピューレは−18℃以下で冷凍保存する。酸化変敗しやすいため、解凍後は再冷凍せず、速やかに使い切る。粉末などの加工品は、高温多湿を避け、開封後は密封して保存する。

時期・特徴

国内分布

原産地および主な生産地はブラジル(特にパラー州などアマゾン川流域)。日本国内では輸入品が通年流通している。

時期

現地の収穫期は乾季にあたる8月から12月頃が最盛期とされるが、日本国内では冷凍・加工品が通年安定して入手可能。

栄養

「スーパーフード」の筆頭格として知られる。果肉の大部分が脂質であり、オリーブオイルと同様のオレイン酸(不飽和脂肪酸)を豊富に含むほか、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、鉄分などが含まれる。

特筆すべきはポリフェノール(アントシアニンなど)の含有量で、高い抗酸化作用が期待されている。エネルギー補給源としても優秀である。

特徴

アマゾン原産のヤシ科植物で、樹高は20〜30mに達する。果実は直径1〜1.5cmほどの球形で、熟すと黒紫色になる。

果実の体積の95%ほどを硬い種子が占めており、可食部(果肉と果皮)はわずか5%ほどしかない。この可食部を種子から削ぎ落とし、水と混ぜてピューレ状にしたものが加工原料となる。

ベリー類のような外見だが、植物学的にはベリーではなくヤシの実である。味は甘みも酸味もほとんどなく、ほのかな渋みと、ココアやナッツに例えられる独特のコクがある。

品種・由来

  • 品種名:アサイー(アサイヤシ)
  • 分類:ヤシ科エウテルペ属
  • 学名:Euterpe oleracea

由来

名前は、現地の先住民の言語であるトゥピ語で「水を出させる果実(泣く果実)」を意味する「wasa’i(ワサイ)」や「yasa’i(ヤサイ)」が語源とされ、ポルトガル語を経て「Açaí(アサイー)」となったとされる。

伝来

日本へは1990年代後半から健康食品の原料として紹介され始めた。2000年代以降、ハワイのブームを経由して「アサイーボウル」が日本でも流行し、一般認知度が急速に高まった。

歴史背景

数百年以上前から、アマゾンの先住民にとって貴重な栄養源・主食として利用されてきた。「アマゾンのミルク」とも呼ばれ、現地ではキャッサバの粉と混ぜて食事として食べたり、魚料理に添えたりするのが伝統的なスタイルである。

近年、その高い栄養価が北米や欧州で注目され、グローバルな健康食品市場における重要な輸出品目となっている。

備考

現地では鮮度が命であり、収穫後24時間以内に加工しなければ酸化して風味が落ちる。そのため、日本で生の果実を見ることは極めて稀である。

着色力が非常に強いため、調理器具や衣服への付着には注意が必要である。

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