選び方・調理法
選び方
粒が大きくふっくらと膨らんでおり、表面に艶があるものを選ぶ。古いものは脂質が酸化し、特有の油臭がするため、香りに異変がないか確認する。
下処理
一般的に「煎る」ことで香ばしさと食感を引き出す。市販の食用種子は既に焙煎・味付けされているものが多いが、生の場合はフライパンなどで軽く色がつくまで加熱する。製菓や製パンに使用する際は、そのまま、または砕いて練り込む。
保存方法
不飽和脂肪酸を多く含み酸化しやすいため、密閉容器に入れて直射日光・高温多湿を避けて保存する。開封後は酸化が進むため、冷蔵庫での保存が望ましい。
時期・特徴
国内分布
世界的にはウクライナ、ロシア、アルゼンチン、中国などが主要な産地。国内では北海道や香川県、山梨県などで食用栽培が行われているが、流通の大部分は輸入品である。
時期
輸入品が年間を通じて流通している。国内産(食用)の収穫期は概ね8月〜9月頃。
栄養
脂質が全体の約50%を占め、特に健康維持に寄与するリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富。また、タンパク質、食物繊維、ビタミンE(抗酸化作用)、B群、葉酸、マグネシウム、亜鉛などのミネラルをバランスよく含む。
特徴
キク科の一年草で、一つの花頭に数百から数千個の種子をつける。種子は堅い殻に包まれており、中の「仁(じん)」を食用にする。ナッツに似たコクと、軽い歯ごたえが特徴。近年はオレイン酸含有量を高めた「高オレイン酸品種(ハイオレイック)」が、高品質な食用油の原料として普及している。
品種・由来
- 品種名:食用・搾油用品種(サンルック、タイヨウ等)、観賞用品種
- 分類:キク科ヒマワリ属
- 学名:Helianthus annuus L.
由来
太陽の動きを追うように花が回る(向日性)性質から「向日葵(ひまわり)」と名付けられた。実際には、この性質は成長期の若い時期に限られ、開花後は東を向いて固定される。
伝来
17世紀後半(江戸時代初期)に、中国を経由して日本へ伝わったとされる。当時は「丈菊(じょうぎく)」や「照日葵(こうじつき)」などと呼ばれ、主に鑑賞用として親しまれた。
歴史背景
北米原産。紀元前からアメリカ先住民によって貴重な脂質・タンパク源として栽培されていた。16世紀にスペイン人によってヨーロッパへ持ち込まれ、当初は鑑賞用だったが、18〜19世紀のロシアにおいて食用・搾油用としての重要性が確立された。
備考
園芸用やペット用の種子の中には、農薬処理が施されているものがあるため、必ず「食用」として販売されているものを利用すること。サラダ、ヨーグルト、製菓のトッピングや、そのままおやつ・つまみとして利用される。

