ケシ/ケシの実

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選び方・調理法

選び方

乾燥しており、粒が揃っていて光沢があるものを選ぶ。古いものは酸化して独特の油臭がするため、香りに異変がないか確認する。

下処理

香りを引き出すため、使用直前に軽く乾煎りするのが一般的。和食では、すり鉢で半摺り(切りゴマの状態)にして和え衣にすることもある。

保存方法

脂質を多く含み酸化しやすいため、吸湿と直射日光を避け、冷暗所で密閉保存する。長期保存の場合は冷凍保存が望ましい。

時期・特徴

国内分布

国内での食用栽培は「あへん法」により原則禁止されており、流通している食用種子はトルコ、オランダ、中国などからの輸入品である。

時期

輸入品が年間を通じて流通している。

栄養

脂質が約50%を占め、タンパク質、食物繊維、ビタミンB群、マグネシウム、鉄、カルシウムなどのミネラルを豊富に含む。脂肪酸組成はリノール酸が最も多く、次いでオレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などで構成される。

特徴

アヘンの原料となる植物の種子だが、成熟した種子自体に麻薬成分は含まれない。日本国内で流通する食用ケシの実は、あへん法に基づき、発芽しないよう熱処理等(植物検疫)が施されている。プチプチとした食感と、加熱することで生じる特有の香ばしさが特徴。

品種・由来

  • 品種名:ケシ(ソムニフェルム種)
  • 分類:ケシ科ケシ属
  • 学名:Papaver somniferum L.

由来

果実が熟すと小さな種子が大量にこぼれ落ちる様子から、極めて小さいものの例え(芥子粒)となった。「芥子」の漢字は本来カラシナを指すが、種子の形状が似ていることから室町時代に混同され、そのまま定着したとされる。

伝来

日本には室町時代頃に、インドあるいは中国から薬用として伝来したといわれている。

歴史背景

紀元前のシュメール文明や古代エジプトですでに薬用・食用として利用されていた記録がある。その後ギリシアを経てヨーロッパ全土へ広まり、大航海時代を経て世界中に普及した。

備考

別名はポピーシード。日本料理では「松風焼き」や「衣かつぎ」、和菓子では「栗まんじゅう」や「あんパン」のトッピングとして欠かせない。また、七味唐辛子の原料の一つとしても用いられる。

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