アマニ(亜麻仁)

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選び方・調理法

選び方

粒がふっくらとしていて艶があり、色が均一なものを選ぶ。ゴールデン種(黄色)とブラウン種(茶色)があるが、食用としては苦味が少なく風味がマイルドなゴールデン種が一般的。

下処理

種皮が硬いため、そのままでは栄養が吸収されにくい。煎りごまのように軽く炒ってから、すり鉢やミルで粉砕して使用するのが効果的。また、水に浸すとチアシードのように粘性が出る性質がある。

保存方法

多価不飽和脂肪酸(α-リノレン酸)を多く含み非常に酸化しやすいため、開封後は密閉して直射日光・高温多湿を避け、冷蔵庫で保存する。粉砕したものはさらに酸化が早まるため、使用直前に加工するのが望ましい。

時期・特徴

国内分布

国内では北海道を中心に栽培されているが、流通の大半はカナダ、オランダ、ニュージーランドなどからの輸入品である。

時期

乾燥種子および加工品(粉末、オイル)として通年流通している。

栄養

成分の約40%が脂質で、そのうちの半分以上がオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸である。また、水溶性・不溶性両方の食物繊維をバランスよく含み、植物ポリフェノールの一種である「アマニリグナン」がゴマの数倍から数十倍含まれるのが特徴。

特徴

一年草のアマ(亜麻)の種子。古くから繊維(リネン)をとる植物として重宝されてきたが、近年は健康成分に特化した食用品種の栽培が盛ん。アマニ油は空気に触れると固まる「乾性油」の性質を持ち、食用以外にも油絵具やインク、塗料などの工業原料として広く利用されている。

品種・由来

  • 品種名:ゴールデン種、ブラウン種
  • 分類:アマ科アマ属
  • 学名:Linum usitatissimum L.

由来

漢名の「亜麻(あま)」の種子(仁)であることから「亜麻仁(あまに)」と呼ばれる。

伝来

江戸時代(元禄期)に薬用として中国から種子が持ち込まれ、小石川御薬園で栽培されたのが始まりとされる。明治以降は繊維自給のために北海道で大規模に栽培されたが、化学繊維の普及により一度衰退し、近年の健康ブームにより食用として再び注目されている。

歴史背景

人類が栽培した最も古い植物の一つとされ、紀元前5000年頃の古代エジプトではミイラを包むリネン布として利用されていた。学名の usitatissimum は「最も有益な」という意味を持ち、衣類から食用、灯火用まで幅広く人類を支えてきた歴史を物語っている。

備考

食用としては「ローストアマニ(煎り種子)」や「アマニ油」として流通する。欧米ではパンやマフィンの生地に練り込むほか、卵の代用(アマニ粉末を水で練ったもの)としても利用される。

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