選び方・調理法
選び方
粒が乾燥しており、カビや異臭がないものを選ぶ。一般的に黒色の「ブラックチアシード」と、白色の「ホワイトチアシード(サルバチアシード)」が流通しており、料理の色彩に合わせて選択する。
下処理
生のままパラパラと振りかけても使用できるが、一般的には水や液体(ジュース、牛乳など)に10〜12倍量で浸し、10分〜数時間おいてゼリー状に膨らませてから使用する。
保存方法
乾燥状態では酸化に比較的強いため、密閉容器に入れて直射日光・高温多湿を避けて保存する。吸水させた後は傷みやすいため、必ず冷蔵庫に入れ、当日中に使い切るのが望ましい。
時期・特徴
国内分布
熱帯・亜熱帯原産のため、国内での商業的栽培はほぼ行われていない。流通しているものは中南米(パラグアイ、ボリビア、メキシコ等)やオーストラリアからの輸入品である。
時期
輸入品が年間を通じて流通している。
栄養
「奇跡のワタシ」と称されるほど栄養価が高い。特にα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)が豊富で、食物繊維、タンパク質、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルをバランスよく含む。
特徴
シソ科アキギリ属の一年草の種子。種子の周囲にあるグルコマンナンという食物繊維が水分を吸収し、ゼリー状の膜(粘液質)を作る。バジルシード(オシムム・バシリクムの種子)と比較して脂質・タンパク質含有量が多く、エネルギー密度が高い傾向にある。
品種・由来
- 品種名:ブラックチアシード、ホワイトチアシード(サルバチアシード)
- 分類:シソ科アキギリ属
- 学名:Salvia hispanica L.
由来
メキシコ先住民の言葉であるナワトル語の「chian(油っぽい)」に由来するといわれる。その名の通り、油脂分を豊富に含む種子であることを示している。
伝来
日本には2000年代以降、健康食品・スーパーフードとして輸入が開始され、2010年代半ばのブームを経て一般的に定着した。
歴史背景
紀元前3500年頃には既に食用とされていた記録がある。古代マヤ・アステカ文明では、トウモロコシや豆類と並ぶ主要な農作物であり、兵士が移動する際の貴重なエネルギー源や貢ぎ物として珍重されていた。
備考
無味無臭に近いため、スムージー、ヨーグルト、プディング、ドレッシングなど幅広い料理に応用される。卵の代用品として製菓のつなぎ(チア・エッグ)に使われることもある。

