選び方・調理法
選び方
粒が大きくふっくらとしており、表面に自然な艶があるものを選ぶ。酸化しやすいため、異臭(油臭)がないか確認する。また、表面が粉っぽくなっているものは避ける。
下処理
殻付きで流通することは稀で、一般的には剥き身の状態で販売されている。そのままでも食べられるが、軽くローストすると独特のバターのような風味と香ばしさが引き立つ。
保存方法
非常に脂質が多く、常温では急速に酸化が進むため、密閉容器に入れて必ず冷蔵庫または冷凍庫で保存する。空気や光に触れないように注意し、少量ずつ購入するのが望ましい。
時期・特徴
国内分布
熱帯雨林の巨大な高木に成るため、日本国内での栽培は行われていない。流通しているものはすべて、ボリビア、ブラジル、ペルーなどアマゾン川流域からの輸入品である。
時期
輸入品が年間を通じて流通している。
栄養
「天然のサプリメント」と呼ばれるほどミネラルが豊富。特にセレン(セレニウム)の含有量は全食品の中でもトップクラスであり、強力な抗酸化作用を持つ。その他、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、カリウム、ビタミンEを多く含む。脂質はオレイン酸やパルミチン酸などの不飽和脂肪酸が主である。
特徴
サガリバナ科の常緑高木の種子。直径10〜20cm、重さ2kgにもなる非常に硬い木質の果実の中に、12〜24個の種子が放射状に詰まっている。アーモンドとマカダミアナッツを合わせたような濃厚でクリーミーな味わいが特徴。
品種・由来
- 品種名:ブラジルナッツ
- 分類:サガリバナ科ブラジルナッツ属
- 学名:Bertholletia excelsa Bonpl.
由来
英語名の「Brazil nuts」に由来。別名の「パラナッツ」は、主な輸出拠点であったブラジルのパラ州(ベレン港)の名にちなむ。
伝来
日本には比較的新しく紹介されたナッツであり、近年の健康意識の高まりやナッツ類の多様化に伴い、ミックスナッツの一種や健康食品として普及した。
歴史背景
アマゾン熱帯雨林の原産で、数千年前から先住民の重要な食糧源として利用されてきた。現在も栽培ではなく、ジャングルに自生する野生の木から落下した果実を採集する「採集経済」によって供給の大部分が支えられている。
備考
セレンの含有量が極めて高いため、成人の場合は1日1〜2粒程度の摂取で十分とされる。過剰摂取(セレン中毒)を避けるため、一度に大量に食べないよう注意が必要である。

